試合レポート

履正社vs柏原東

2014.09.07

新エースは1年生!

履正社vs柏原東 | 高校野球ドットコム

新エース・寺島成輝(履正社)

 1回、3番松島恒陽(2年)が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち先制した履正社。3回には二死一、三塁から7番岡田瑛人(1年)の二塁打と8番塚畝諒(3年)の三塁打で3点を追加。さらに4回には松島がレフトへ2ランを放ち勝負を決定づけた。

 先発したのは新エースになった寺島成輝(1年)。岡田龍生監督は「8月の実戦で一番結果を出した」と溝田悠人永谷暢章(ともに2年)の両投手を凌ぐ活躍を見せてのエースナンバー奪取だったことを明かす。

 その寺島は序盤こそ、「上体だけで投げていて、思うようなピッチングができなかった」と納得していなかったようだが、4回以降は、「下半身が使えるようになった」と徐々にリズムに乗った。終わってみれば、6回で13奪三振。コールドゲームだったが、これ以降で投げ続けても、さらに三振を奪えた内容だった。

 夏場は野手練習にも参加しながら、グラウンド横のサッカー場で走り込んだという寺島。初めて背負う背番号1に、「嬉しいという気持ちもありますが、責任がある番号。そこを意識したい」と気持ちを引き締めた。

 一方敗れた柏原東は、エース左腕の島木竜(1年)が与四球2と踏ん張ったが、守備のミスが失点に繋がった。ベンチからは、「やれることをしっかり!」、「いつものプレーを!」などの声が飛ぶ。これからの課題は明確だろう。

 

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.04

「学校と地域に支えられて戦う」県内有数の進学校・磐田南(静岡)、“潔く”戦って最高の夏に【野球部訪問】

2024.07.04

「速さが怖かった」 センバツ4強から学んだ走塁で市立柏が千葉の上位を狙う

2024.07.04

5日に北北海道大会の抽選会!クラーク記念国際と別海が軸、接戦を勝ち抜いたチームにも勢い

2024.07.04

5日に新潟大会が開幕!帝京長岡と日本文理の対戦相手が決まる【2024夏の甲子園】

2024.07.04

5日に富山抽選会!昨年秋覇者・高岡商か、今年春の覇者・富山商か、ノーシード新湊の組み合わせにも注目<夏の甲子園県大会>

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.30

突然の病で右半身が麻痺した「天才野球少年」が迎える最後の夏 あきらめなかった甲子園出場の夢、「代打の一打席でもいいから……」

2024.06.29

北海は道内29連勝なるか、東海大札幌VS札幌日大の強豪対決も、30日に札幌支部で代表決定戦【2024夏の甲子園】

2024.06.29

激戦区・愛知が開幕!ノーシードから4連覇狙う愛工大名電が17得点の圧勝発進、大府、愛知産大三河も初戦を突破【2024夏の甲子園】

2024.06.29

昨秋3位の豊橋中央が登場、享栄破った実力見せる!30日愛知大会【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!