履正社vs柏原東
新エースは1年生!
新エース・寺島成輝(履正社)
1回、3番松島恒陽(2年)が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち先制した履正社。3回には二死一、三塁から7番岡田瑛人(1年)の二塁打と8番塚畝諒(3年)の三塁打で3点を追加。さらに4回には松島がレフトへ2ランを放ち勝負を決定づけた。
先発したのは新エースになった寺島成輝(1年)。岡田龍生監督は「8月の実戦で一番結果を出した」と溝田悠人、永谷暢章(ともに2年)の両投手を凌ぐ活躍を見せてのエースナンバー奪取だったことを明かす。
その寺島は序盤こそ、「上体だけで投げていて、思うようなピッチングができなかった」と納得していなかったようだが、4回以降は、「下半身が使えるようになった」と徐々にリズムに乗った。終わってみれば、6回で13奪三振。コールドゲームだったが、これ以降で投げ続けても、さらに三振を奪えた内容だった。
夏場は野手練習にも参加しながら、グラウンド横のサッカー場で走り込んだという寺島。初めて背負う背番号1に、「嬉しいという気持ちもありますが、責任がある番号。そこを意識したい」と気持ちを引き締めた。
一方敗れた柏原東は、エース左腕の島木竜(1年)が与四球2と踏ん張ったが、守備のミスが失点に繋がった。ベンチからは、「やれることをしっかり!」、「いつものプレーを!」などの声が飛ぶ。これからの課題は明確だろう。