News

立正大・伊藤裕季也が2本塁打で優勝へ導く【2018年明治神宮大会・大学の部】

2019.11.17

 大学4年生にとっては最後の大会となる明治神宮大会(大学の部)が11月15日に開幕した。同大会に出場するメンバーの中には、10月に行われたドラフト会議で指名された選手も含まれている。

 もちろん昨年の大会にもドラフトで指名された選手は多数出場していた。また、今年のドラフトで指名された選手も存在する。そんな昨年の同大会に出場した選手を振り返ってみたい。

 昨年の明治神宮大会(大学の部)を制したのは、立正大学だった。その立正大学の4番に座っていたのが伊藤裕季也(現・DeNA)である。

立正大・伊藤裕季也が2本塁打で優勝へ導く【2018年明治神宮大会・大学の部】 | 高校野球ドットコム
決勝で劇的な本塁打を放った伊藤裕季也

 伊藤は3試合で打率.500(10打数5安打)、2本塁打、4打点と大暴れ。主将としてチームを引っ張った。また、伊藤の前となる3番に入った小郷裕哉(現・楽天)も打率.571(7打数4安打)、3打点と結果を残した。まさに2人が優勝の立役者となったのである。

 その立正大学に初戦で敗れた九州共立大学は、島内颯太郎(現・広島)と久保拓眞(現・ヤクルト)の両投手がマウンドに登っている。島内は7回途中2失点、久保は2回無失点と結果を残したものの打線の援護がなかった。

 法政大学は初戦となった環太平洋大学戦に「4番・一塁」で中山翔太(現・ヤクルト)、「1番・左翼」で宇草孔基(広島2位)が出場した。ともに1安打ずつを放ったが、勝利には結びつかず初戦敗退となっている。

 その他には創価大学の杉山晃基(ヤクルト3位)、東日本国際大学の片岡奨人(日本ハム7位)も出場している。杉山は関西国際大学相手に6回4失点の内容で敗戦投手と悔しい結果に終わっている。また、片岡は3打数ノーヒットで結果を残すことができなかった。

 昨年の明治神宮大会に出場し、すでにプロ入りを果たしている選手は1年目のシーズンを終えたばかり。当然、まだNPBでの実績はない。それは今年のドラフト会議で指名された選手も同様だ。NPBでも大学時代同様にチームを引っ張る存在となることに期待したい。

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.21

「10年後、日本の野球界は行きづまる」一人の野球指導者の危機感が、アマチュア球界を変える新リーグを生んだ~野球指導者・阪長友仁のビジョン前編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.6】

2024.06.21

【京都】22日に抽選会!京都外大西、京都国際が「両横綱」、龍谷大平安などが追う<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

【鹿児島】22日に抽選会!神村学園と鹿児島実の「頂上決戦」なるか<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

沖縄大会が22日開幕!八重山商工、宮古、小禄が登場、開幕戦での白星一番乗りは?【2024夏の甲子園】

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.16

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.06.18

今夏埼玉の注目野手18人! ドラフト1位級の花咲徳栄スラッガーを筆頭に浦和学院・昌平らに大型選手が揃う【埼玉注目野手リスト】

2024.06.19

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.06.18

激戦区・兵庫の組み合わせ決定!センバツ準V報徳学園は舞子と明石北の勝者と、3連覇狙う社、プロ注目右腕・槙野遥斗擁する須磨翔風など注目校の初戦は!?【2024年夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.24

春季近畿大会注目選手17人! 智辯和歌山の大型右腕、大阪学院大高の全国トップレベル遊撃手、天理のスラッガーコンビら逸材がこぞって出場!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.05.23

【鹿児島NHK選抜大会展望】本命・神村学園、対抗馬・鹿児島実、2強の牙城を崩すのは?