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アジアウインターリーグで優勝を収めたJABA選抜から来年のドラフト候補4人をピックアップ!

2019.12.17

アジアウインターリーグで優勝を収めたJABA選抜から来年のドラフト候補4人をピックアップ! | 高校野球ドットコム
左から向山基生、森田駿哉、栗林良吏

 

 11月23日からスタートしたアジアウインターリーグはJABA(日本野球連盟)選抜が優勝した。NPB選抜に勝利しての優勝は素晴らしい。今回は来年のドラフト対象の選手から成績を残した選手をピックアップしたい。

【投手】
森田 駿哉富山商-法政大-Honda鈴鹿)7試合 3勝0敗 27.1回 22奪三振 防御率2.31
栗林 良吏愛知黎明-名城大-トヨタ自動車)6試合 1勝0敗4セーブ 14.1回 25奪三振 防御率0.63

【野手】
中野 拓夢(日大山形-東北福祉大-三菱自動車岡崎)
17試合 70安打26安打 1本塁打9打点3盗塁 
向山基生法政二-法政大-NTT東日本)
17試合 54打数17安打 2本塁打7打点4盗塁

  森田 駿哉は最速143キロほどだが、130キロ後半のカットボール系の変化球を駆使して三振を奪う投球が光った。大学時代は苦しんだが、少しずつ光は見えている。また栗林 良吏は140キロ後半の速球で次々と三振を奪う投球が光った。大学時代は指名漏れを味わったが、地元の方によると、大学ラストイヤーのピッチングは、速いけど打たれてしまう投球から脱していたと聞く。社会人1年目はその実力を証明し、今やドラフト1位候補へ成長した。

 中野 拓夢はNPB、JABAを含めて日本人トップの打率.371を記録。総合力が高い遊撃手として注目が集まりそうだ。また、向山もパンチ力、守備範囲の広さを誇る外野守備は全体の中でも抜けており、ドラフト候補として注目が集まりそうだ。

 来季はオリンピックの関係で都市対抗が11月にずれて、日本選手権が7月に移行する。社会人選手にとってはアピールする場が例年と比べると難しい。JABA大会からアピールを続けてほしい。

(記事=河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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