試合レポート

千葉経大附vs千葉敬愛

2021.04.24

2年生右腕・渥美亮太が5回2失点の好投 千葉経大附が7回コールドで2回戦進出

千葉経大附vs千葉敬愛 | 高校野球ドットコム
先発の渥美亮太(千葉経大附)

 4月24日に開幕した春季千葉県大会。第一カッター球場([stadium]習志野市秋津球場[/stadium])では、第1試合で千葉経大附千葉敬愛が対戦し、試合は7回コールドで千葉経大附が初戦を突破した。

 序盤から、千葉経大附は打線が力を見せる。
 まずは1回裏、二死三塁のチャンスから4番・磯ヶ谷俐雄のタイムリーで先制点を挙げると、2回にも1番・崎山博音、2番・小野大輔と連続タイムリー。3回にもさらに1点を追加した千葉経大附は、序盤の3回で5対0とリードを奪い試合の主導権を握った。

 投げては、先発の2年生右腕・渥美亮太が落ち着いた投球を見せる。
 角度のあるフォームから、伸びのある直球を投げ込む渥美。冬場には「下半身の強化と、指の掛かりを重点的に鍛えてきた」と語り、この試合でも終始安定した投球を披露。5回を7安打2失点に抑えるまずまずの投球で、森博幸監督も「調子は良いです。ブロック予選から状態は上がってきています」と納得の表情を見せた。

 渥美の好投でさらに波に乗った千葉経大附は、4回裏にも4番・磯ヶ谷、5番・岩崎望の連続タイムリーで3点を追加し、8対2で迎えた7回裏には二死一、二塁から再び4番・磯ヶ谷がセンターへタイムリー。
これで9対2とコールドゲームが成立し、千葉経大附が2回戦進出を決めた。

 試合後、千葉経大附の森監督は「先週からチーム全体で状態は上がっています。今日も全員で繋いでいこうと話していましたし、次も普段通りやるだけです」と話し、明日の東京学館浦安との2回戦に向けて気持ちを引き締めた。
 また好投を見せた渥美も、「今日は打線がリズムを作ってくれました。まだまだ精度を上げていきたいです」と語り、早くも気持ちは明日に向かっていた。

 一方、敗れた千葉敬愛
 序盤からランナーは出塁するものの得点に繋げることが出来ず、序盤で主導権を握られる形となった。だが砂明利尚輝植草泰介の1、2番コンビに、中軸に座る小林翔友福井翔太などバットを振る力のある選手はいた。もう一段階上の振る力、そして確実性を高めていき、夏は上位進出を狙いたいところだ。

(取材=栗崎祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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