大塚vs大阪学芸
シード校・大塚が3回戦へ エース・森田がマメつぶれながらも力投
7月19日、第103回全国高等学校野球選手権大阪大会南地区2回戦が[stadium]南港中央野球場[/stadium]で行われ、大塚と大阪学芸が対戦。試合は大塚が、後半の集中打で7回コールド勝ちを収めた。
初回に先制点を挙げた大塚は、4回にも二死二塁から8番・竹田 涼聖選手(3年)の中前適時打で追加点を挙げる。直後の4回裏に同点に追いつかれるものの、5回表に5番・吉川 敦貴(3年)の適時三塁打ですぐさま勝ち越しに成功して流れに乗る。
投げては先発の森田 聡投手(3年)が、粘り強い投球でリズムを作り出す。
「実は試合前のブルペンで、中指のマメがつぶれました」とアクシデントがあったことを明かし、この日は立ち上がりから本来の投球ではなかったが、走者を出しても粘り強く投げ抜いた。4回に失点して以降は、「開き直ることができた」とリズム良く打ち取り、攻撃へリズムを作った。
そして6回表、二死一、二塁から3番・井上 馨太選手(3年)が左越え三塁打で2点を追加すると、7回表にも無死満塁から8番・竹田が適時左安打でさらに2点を追加。その後、相手の守備のミスもあり、9対2と点差を7点に広げた大塚は、そのまま7回コールドで勝利。3回戦進出を決めた。
試合後、大塚の先発・森田は「マメは隠そうと思いましたが、低めに投げれずに3回くらいに監督に気付かれました。でも『大丈夫だから』と言ってくださり、何とか投げきることができました」と東達哉監督とのやりとりがあったことを明かす。
次の3回戦では、阿倍野との対戦が決まったが、「次はショートを守る可能性もあります。その時は打撃でも貢献したいです」と意気込みを語る。次の戦いも注目だ。
文=栗崎 祐太朗