国分中央vs鹿児島南
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安藤力投!7季ぶり4強へ・国分中央
国分中央3点目
国分中央は初回、4番・宇都 大樹(2年)のライト前タイムリーで先制した。
3回は一死二、三塁として7番・尾山 航大(2年)のタイムリーで2点を追加。4回は5連続四死球で2点を加えた。
5回は一死から3番・坂元 樹生(2年)がセンターオーバー二塁打。返球が乱れる間に三塁まで進み、4番・宇都がレフト前タイムリーを放って6点目を挙げた。
6回以降は追加点が奪えなかったが左腕エース安藤 奈々利(2年)の力投が光る。要所で絶妙な配球で鹿児島南打線に狙い球を絞らせず、散発4安打、7奪三振、122球の完封劇だった。
7季ぶりとなる4強入りを決めた国分中央だったが、床次 隆志監督は「残塁が多かった。勝負どころの1本が課題」と開口一番に反省が出た。初回から5回までに6得点を奪い、優位に試合を進めてはいた。ただ、いずれの回も二死満塁のチャンスを生かせず、5回までに15残塁。本来なら目指す「つなぐ野球」で畳みかけ、安藤を楽に投げさせたいところだったが、前半のピンチをしのいだことで鹿児島南も後半盛り返してきたので、完投せざるを得なかった。
春や夏の4強入りはあるが、センバツにつながる秋の4強入りは初めて。九州大会出場をかけた準決勝の相手は鹿児島城西。床次監督は「力は明らかに向こうが上。前半何とか食らいついて、後半勝負に持ち込みたい」と意気込みを語っていた。
(文=政 純一郎)
鹿南円陣
国分中央・安藤
国分中央3点目