千葉黎明vs成東
千葉黎明、190センチの大型スラッガーが豪快な本塁打!5回コールド勝ちで県大会出場!
本塁打に喜ぶ辻井(千葉黎明)
<春季高校野球千葉県大会:千葉黎明10ー0成東(5回コールド)>◇10日◇第6ブロック代表決定戦◇成田大谷津
千葉黎明が成東相手に5回コールド勝ちして、県大会出場を決めた。
1回、併殺崩れの間に1点を先制すると、2回には、2番・向後 智強内野手(2年)の2点適時打、4番・辻井 佑弥内野手(3年)の活躍などで一気に4点を入れ、5対0と点差を広げる。さらにバッテリーミスや、6番・平野 健介内野手(2年)の2点適時打も飛び出し、2回に千葉黎明は一挙6点を入れる。
その後も、4回、辻井の本塁打で8対0とし、5回にも2番・向後の2点適時打で10対0として、5回コールド勝ちを決めた。
4番の辻井の活躍が目立った。190センチ、92キロと恵まれた体格の旭市出身のスラッガー。千葉県八街市にグラウンドがあった江戸川南ボーイズでプレーし、千葉黎明の関係者から誘われ同校へ入学し、下級生から期待され、スラッガーとして成長してきた。
課題だった低めの変化球の見極めもよくなり、中野監督も「だんだん確実性が高まり、確率の高い打撃ができるようになりました」と評価する。
4回は低めの直球を振り抜いた瞬間、本塁打と分かる豪快な打撃だった。これで高校通算9本塁打。フォローが大きいスイングからすれば、もっと本塁打を量産していてもおかしくないと思うほどで、パワーやポテンシャルは県内トップクラスに入る。あとはコンスタントにその長打を見せるだけだ。
県大会でもチームの勝利に貢献できる打撃を心がけたいと語った辻井。投手のレベルが上がる県大会でも豪快な打撃を見せることができるか。
(記事=河嶋 宗一)