智辯学園、9回に追いつき、10回裏にスクイズで劇的サヨナラ勝ち！英明、あと1歩及ばず
＜第105回全国高校野球選手権記念大会：智辯学園7－6英明（延長10回タイブレーク）＞◇7日◇1回戦◇甲子園
第3試合の英明（香川）vs智辯学園（奈良）の一戦は、智辯学園がサヨナラ勝ちで初戦突破を決めた。
試合はシーソーゲームとなった。
英明は2回、エース・下村 健太郎投手（3年）の適時打で1点を先制。しかしその裏、智辯学園は5番・川原崎 太一外野手（3年）の適時打で同点、さらに犠飛で勝ち越し に成功する。
3回、英明は4番・寿賀 弘都外野手（3年）の適時三塁打とスクイズで再び逆転。だが4回、智辯学園は9番・西川 煌太内野手（2年）の痛烈な左前適時打と2番・山家 拓人外野手（3年）の犠飛で逆転する。
3対4と勝ち越された英明は5回、エースの下村の適時打で再び同点。そして1番・鈴木 昊内野手（2年）の左越え適時二塁打で2点を勝ち越し、6対4と逆転に成功した。
その後、英明は再三、チャンスを作るが、なかなか追加点を入れることができない。智辯学園も毎回、得点圏に走者を進めるものの、あと1本が出ない。
しかし8回、バッテリーミスで1点を返し、1点差で迎えた9回。智辯学園は1死満塁のチャンスで、1番・松本 大輝外野手（3年）が押し出し四球を選び、6対6と同点に追いつく。今大会2度目のタイブレークに突入した。
10回表、英明は無得点に終わり、10回裏、智辯学園は1死二、三塁から途中出場の5番・谷口 志琉外野手（3年）のスクイズが見事に決まり、サヨナラ勝ちした。
智辯学園が大接戦を制して、2回戦へ進出した。今大会背番号1をつける二刀流・中山 優月投手（3年）が6回以降、無失点に抑える力投を見せ、終盤の粘りにつなげた。
