【ドラフト】大商大のエース・上田大河が通算20勝達成! 連投の疲れを見せず「絶対勝つつもりで投げた」
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大阪商業大が快勝!ドラフト候補右腕の上田が通算20勝を達成
<関西六大学野球秋季リーグ:大阪商業大8-1京都産業大>◇6日◇第6節2回戦◇わかさスタジアム京都
前日に敗れた大阪商業大が快勝して対戦成績を1勝1敗とした。
大阪商業大は1回に連打で一死一、三塁のチャンスを作ると、4番・渡部 聖弥外野手(3年=広陵)が外角のストレートを捉えると、打球はぐんぐん伸びて右翼席へ。今季第1号となる3ラン本塁打となり、幸先の良い出だしとなった。
その裏、先発マウンドに上がったのはエースで主将の最速154キロ右腕・上田 大河投手(4年=大阪商業大高)。前日にリリーフで2回26球を投げていたが、「絶対に勝つつもりで投げました」と疲れを感じさせない投球を見せる。
直球の最速こそ145キロに留まるも多彩な変化球を駆使。2回に2死二塁から一塁手の手前で打球がイレギュラーする不運な適時打を浴びて1点を許したが、それ以外は要所を締める投球でこれ以上の失点は許さなかった。
打線が着実に得点を重ねていたこともあり、富山陽一監督から6回で交代を提案されたが、「自分が1イニングでも長く投げようと思っていた」と志願して7回も続投。7回を投げて、7安打2四球5奪三振1失点と先発としての役割を十分に果たした。
8回からはこちらも前日に先発して5回83球を投げている高 太一投手(4年=広陵)に継投。「気持ちが強かったのか、体はあまり重くもなく、張ってもなく投げられました」と4失点した前日の悔しさを晴らすかのように2回をしっかり1安打無失点で締め、大阪商業大が8対1と快勝を収めた。
勝利投手となった上田は関西六大学リーグ史上25人目となる通算20勝を達成。「野手に助けてもらっての20勝。チームを勝たせることができている結果なので良かったと思います」と節目の記録に喜びをかみしめた。
「負けた後の商大は強くなる」と語る上田。前日の負けも、強くなるための材料と前向きに捉え、勝ちに対して貪欲に戦ったことがこの日の快勝に繋がった。勝ち点を懸けた3回戦ではさらに強くなった姿を見せられるか。
取材=馬場 遼