試合レポート

【関西学生野球】ドラフト候補 谷脇弘起(立命館大)がノーヒットノーラン! 運命の日に弾みをつける快投披露

2023.10.21


<関西学生野球連盟秋季リーグ:立命館大2ー0同志社大>◇20日◇第7節1回戦◇わかさスタジアム京都
今年のドラフト候補に挙げられている立命館大の谷脇 弘起投手(4年=那賀)がノーヒットノーランを達成。関西学生リーグでは関西大の山本 隆広投手(現日本生命)が2017年秋に完全試合を達成して以来、史上32度目(31人目)の記録となった。
前回登板の近畿大戦では2回途中4失点でノックアウトされていた谷脇。それから同志社戦に向けてシート打撃に積極的に登板するなど、投げることをやめないようにして調整してきたという。

1回には1死から死球を与えるも、後続を断ち切って無失点に抑えると、「リリースポイントのところで余分な力が抜けていて、必要最低限の力だけで投げていた」(後藤昇監督)と球質の良い直球を投げ、得意球のスライダーも要所で決まっていた。
時折、鋭い打球を飛ばされることもあったが、その度に味方の守備陣が好守でカバー。無安打のまま最終回に突入すると、最後は代打で登場した主将の釜萢 大司内野手(4年=札幌大谷)を見逃し三振に打ち取る。試合を終えると、優勝したかのようにマウンド上にナインが集まり、仲間から胴上げもされた。

125球を投げ、8奪三振、2四死球でノーヒットノーランを成し遂げた谷脇。「最後にノーヒットノーランをできるなんて思っていなかったので嬉しかったです」と大学野球ラスト登板になるかもしれない試合で4年間で一番の投球を見せつけた。
プロ志望届を提出している谷脇だが、調査書は1球団しか来ていない。「社会人で力を付けて行かないといけないのかなと感じました」と言うが、最後の最後で猛アピールをすることができた。関西学生リーグの歴史に名を刻んだ最速151キロ右腕は、これからどんな野球人生を歩んでいくだろうか。
取材・文=馬場 遼

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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1 Comment

  1. 澤田 壮一郎

    2023-11-07 at 7:43 AM

    ノーヒットノーランだけで余りにも胴上げはやり過ぎでしょう。

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