試合レポート

ドラ1候補同士の激突は金丸(関西大)に軍配!宗山(明治大)を3球三振に斬って取る!【大学日本代表練習試合第一試合】

2023.12.03


金丸 夢斗(関西大)

大学日本代表候補の強化試合のメインイベントである紅白戦が行われた。今回は従来の紅白戦と違い、3チームに分かれて編成。そして投手は2イニングで、1回あたり最大25球。25球に達した時点で、その回は強制終了(途中で終わった打者はカウント0−0から継続)というルールで行われた。

第1試合はAチームvsBチームの対決は2対0でAチームが勝利を収めた。

この試合の注目はBチームの先発の金丸 夢斗(3年=関西大)だろう。最速153キロを誇る金丸は、152キロをマーク。2失点を喫したが、Aチームの3番・宗山 塁内野手(3年=明治大)を3球三振に仕留めるなど見せ場を作った。金丸は「点の取られ方は良くなかったですが、自分の武器である威力あるストレートを投げることができました」と内容には手応えを感じている様子だった。コンスタントに140キロ後半をマークしており、ストレートの勢いは絶品。そして金丸は余計な力が殆ど入っておらず、手元でぐっと伸びるストレートを投げ込んでいた。

この試合は佐藤 幻瑛投手(1年=仙台大)が最速153キロのストレート、スライダーをコンビネーションに2回無失点に抑え、紅白戦3試合で、全体3位となる最速を出していた。また登板5投手が無失点に抑え、好アピールに成功した。

打者陣では金丸から右中間を破る二塁打を放った清水 智裕捕手(3年=中部大)の打撃が目立った。速球投手に振り負けないスイングスピード、タイミングの取り方は非凡なものがあり、捕手としても強肩が光った。先制打を放った平野 裕亮外野手(3年=仙台大)もバットコントロールがよく、しぶとい打撃スタイルが持ち味。守備、走塁のバランスもよく、見応えがあった。

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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