山本由伸、ヤンキース入りなら千賀との「サブウェイシリーズ」対決実現! 日本での対戦成績は?
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オリックスからメジャー移籍を目指している山本 由伸投手(都城高出身)が、移籍チーム決定へ秒読み段階に入っているとされている。大谷 翔平(花巻東出身)も面談に加わったドジャースなのか、本命と言われているヤンキースなのか。ここにきて、ヤンキースと同じニューヨークが本拠地のメッツも対抗馬として挙げられている。
大谷に負けじ?と、メッツに今季から加入した千賀 滉大投手(蒲郡高出身)が「山本をチームメートにしてほしい」と首脳陣に懇願したとの報道もあった。同じ右腕として、互いに認め合っている仲だからこそのラブコールなのだろう。
山本がメッツに移籍すればチームメートになるが、ヤンキース移籍となると話は真逆となる。メジャーのインターリーグ(交流戦)でのメッツとヤンキースの対戦は「サブウェイシリーズ」とも呼ばれ、互いに意識する戦いとなる。ファンも選手も熱くなる。千賀と山本が直接対戦となれば、負けられない戦いを強いられることになる。
この2人、NPBでは2020年に先発として4度対戦している。最初の2戦は千賀が勝利し、3戦目からは山本が連勝した。最初の試合では山本に負けがついていないため、対戦成績としては山本の2勝1敗、千賀の2勝2敗。わずかに山本が上をいった。
シーズン終盤の9月22日の試合はオリックスが1対0で勝利した。山本はソフトバンク相手に7回3安打無失点。千賀は8回を5安打わずか1失点に抑えたが、負け投手となった。その1失点は、2回に吉田 正尚外野手(敦賀気比出身、現・レッドソックス)に打たれたソロだった。今、考えれば、なんと豪華な試合だったか。
千賀はこのシーズンで最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得。「投手3冠」を達成し、希望していたメジャー挑戦への道を切り開いた。山本は先発転向2年目で、千賀と奪三振タイトルを分け合っている。21年からは、ご存じの通り3年連続の「投手4冠」と黄金時代を築いた。両投手はまさにライバル球団でしのぎを削り、互いに高め合ってきた。
「サブウェイシリーズ」は、もともとワールドシリーズでの対戦で用いられた言葉だった。その大舞台で、千賀VS山本の対決が実現するかもしれない。日本人として、ワクワクが止まらない。
【2020年「千賀VS山本」の対戦】
8月11日(ペイペイドーム)ソフトバンク8-7オリックス
○千賀 6回 5安打 9奪三振 6失点(自責0)
山本 5回 6安打 5奪三振 5失点(自責5)
8月25日(ペイペイドーム)ソフトバンク4-0オリックス
●山本 6回 4安打 6奪三振 2失点(自責2)
○千賀 7回 2安打 9奪三振 0失点(自責0)
9月1日(京セラドーム大阪)オリックス5-0ソフトバンク
●千賀 6.2回 5安打 6奪三振 4失点(自責4)
○山本 7回 2安打 7奪三振 0失点(自責0)
9月22日(ペイペイドーム)オリックス1-0ソフトバンク
○山本 7回 3安打 7奪三振 0失点(自責0)
●千賀 8回 5安打 9奪三振 1失点(自責1)