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ドラフトで一挙15人指名!うち7人は1位! 大学日本代表が超ハイレベルになった理由【大学日本代表一覧】

2023.12.26


武内 夏暉(國學院大)、下村 海翔(青山学院大)

今年、ドラフト1位指名が9人も生まれた大学生。なかでも大学日本代表選手たちの上位指名が目立った。

代表26選手中、4年生は21人だった。そのうち13人がドラフト指名、1位が7人も誕生したのである。

1位指名:7人
下村 海翔投手(青山学院大)→阪神1位
常廣 羽也斗投手(青山学院大)→広島1位
草加 勝投手(亜細亜大)→中日1位
武内 夏暉投手(國學院大)→西武1位
古謝 樹投手(桐蔭横浜大)→楽天1位
細野 晴輝投手(東洋大)→日本ハム1位
上田 希由翔内野手(明治大)→ロッテ1位
2位指名:3人
進藤 勇也捕手(上武大)→日本ハム2位
上田 大河投手(大阪商業大)→西武2位
岩井 俊介投手(名城大)→ソフトバンク2位
3位指名:3人
廣瀬 隆太内野手(慶應大)→ソフトバンク3位
辻本 倫太郎内野手(仙台大)→中日3位
宮崎 一樹外野手(山梨学院大)→日本ハム3位
4位指名:1人
村田 賢一投手(明治大)→ソフトバンク4位
6位指名:1人
中島 大輔外野手(青山学院大)→楽天6位

代表選手は、6月の平塚合宿の選考合宿を経て、決定する。が、この合宿に参加するまでが大変だ。候補に入るには、春のリーグ戦や過去の実績を含めて各大学野球連盟から推薦を受ける必要があり、まずはリーグ内で突き抜けた存在にならなければならない。また追加招集で数人ほど大学選手権後に選ばれるが、これも印象的な活躍を見せる必要がある。

そして合宿では紅白戦、野手は50メートル走などさまざまなテストを経て勝ち抜かないと代表選手にはなれない。投手では当たり前のように150キロ前後の速球、切れ味抜群の変化球を投げ、野手はそれを打ち返す。そういうハイレベルな候補選手の戦いの中から選ばれるのだから、代表選手たちのレベルが高くなるのは必然である。

2022年の大学日本代表でも12人のプロ選手が誕生。過去にはWBC世界一に貢献したDeNAのスラッガー・牧 秀悟内野手(松本第一-中央大)、阪神の日本一を経験した佐藤 輝明内野手(仁川学院-近畿大)も大学日本代表を経験しており、大学日本代表に入ることは高い順位でNPB入りできるチャンスになるのだ。

今年の12月1日から3日にかけて行われた来年の大学日本代表の強化合宿でも参加選手の熱いアピールが見られた。来年はどの選手が大学日本代表に選ばれるのか、注目だ。

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この記事の執筆者: 田中 裕毅

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