【中日】黄金ルーキーに続いて期待の若手がヒジ損傷で戦線離脱! 原因をトミー・ジョン経験元プロ投手が分析! 「予兆ゼロで痛みはやってくる」
草加勝(亜細亜大)、日本体育大時代の森博人
2年連続の最下位に終わった中日に試練が続いている。1月、ドラフト1位ルーキーの草加 勝投手(創志学園-亜細亜大)が右肘内側側副靱帯損傷という診断を受け、トミージョン手術を受けた。復帰は来期以降になる予定だ。
2月に入ると今季4年目の森 博人投手(豊川-日本体育大)がシート打撃の登板中に肘を痛め、途中降板。森も右肘尺側側副靱帯損傷という診断結果になり、復帰が不透明な状況だ。
この2ヶ月で期待の若手投手2人が靭帯損傷という危機的な状況。ケガは何が原因で起こったのか。どんなプラン、モチベーションで完全復帰を目指すべきなのか。
2017年から20年まで阪神で投手としてプレーした福永 春吾氏に話を聞いた。
「僕自身、トミージョン手術を受けたばかり。他人事ではない話題だと感じています」
福永氏は徳島インディゴソックスから阪神に入団。退団後メキシコや台湾などでプレーを続けていたが、昨年7月の登板中に、右肘を痛め途中降板。右肘靭帯が断裂していると診断され、現役引退を決断。その後トミージョン手術を受けて、現在は台湾の台鋼ホークスで投手コーチ補佐を務めている。
プロ入り直前、1ヵ月強で860球を投げていた草加
まずは福永氏に動画で草加の投球を見てもらい、フォーム的に要因があるのか見てもらった。
「草加投手はしっかりとオーバーで振り下ろす角度のあるストレートが魅力ですね。真っ直ぐは良い角度で投げられていて大きな武器です。
個人的な見解になりますが、投球フォームが怪我に直結しているようには感じられませんでした」
では草加の登板負荷について調べてみよう。草加は亜細亜大4年生時に春季リーグ戦、大学日本代表、秋季リーグ戦合わせて142イニングを投げている。投球数に絞ると、春は4月2日〜5月29日の2ヶ月間で、983球7完投。秋は9月2日から10月19日まで860球も投げている。
春の登板間隔を見ると、中5日、6日。リーグ戦の期間が空いて、中2週間ということもあった。秋はさらに間隔が短くなっている。9月18日から10月11日までの期間が顕著だ。
9月18日 129球
9月22日 68球
9月27日 115球
9月29日 79球
10月11日 142球
この数字を見た福永氏は、「短い間隔での登板の影響は否めない」と語った。
「草加投手と同年代にあたる20代前半のプロの投手は、球団からイニングや球数が管理されて育成されていきます。
学生野球はプロと比べてもどうしても短い登板間隔になってしまいます。それにしても草加投手はほかの大学生投手と比べて、よりタイトなスケジュールで投げているのが気になりました。
僕は阪神以外も独立リーグや台湾、メキシコでも投げましたが、どこでもスケジュール管理はあります。たとえばメキシコでは中5日が基本で、たまに中4日で先発でした。その際には100球という球数制限がありましたね。
草加投手で気になるのは、やはりプロ入り直前の秋の登板間隔の短さです。プロ入りするまでに、体の回復が間に合わなかったのではないかと思います」
登板間隔・球数以外にも近年は投手の故障のリスクが高まっているという。
「まずは、マウンドの硬さです。近年、どの球場もマウンドが硬くなっており、特に神宮球場のマウンドは硬いと聞きます。硬いマウンドで投げると、疲労が蓄積しやすいんです。
もう一つは投手の球速アップ。投手の平均球速はだんだんと速くなっていますよね。スピードボールを投げることは体への負担が大きくなり、靭帯の影響が少なからず出てくると思います」
高井
2024-02-11 at 5:32 PM
中日の関係者ではないですが書いた人の名前を書くべき。
不安をあおっている文章。非常に不快に感じました。大谷選手も2度ひじの手術しましたが大丈夫なのか?と同じことだと思います。
責任の所在がわかるように匿名ではない方がよい。
不安を煽るのライターとしての資質を疑います