News

中田翔(中日)は今年も開幕3連戦に強かった! 2ホーマーで見事な再出発

2024.04.02


大阪桐蔭時代の中田 翔

プロ野球が開幕し、3月31日までの3試合でいわゆる「開幕カード」3連戦が終了した。2日からは2カード目に突入するが、この3試合で移籍1年目の再出発を飾った男がいる。

中日の中田 翔内野手(大阪桐蔭出身)が、ヤクルトとの3連戦で2発を放った。開幕戦の29日、1対1で迎えた5回に左越えのソロ。一時は勝ち越しとなる貴重なアーチで、移籍1号を飾っていた。試合は逆転負けとなってしまったが、巨人から移籍しての1年目の開幕戦で、あいさつ代わりの1発。名実ともに中日の仲間入りを果たしたと思ったに違いない。

中田はそれだけで終わらなかった。3戦目の31日ヤクルト戦。4回に反撃ののろしを上げる貴重なソロを放った。ここでも試合には敗れたが、「4番・中田」の存在を知らしめるに十分の活躍だった。

開幕カード3戦で2発。DeNAのルーキー、度会 隆輝外野手(横浜高出身)も同じく2発を放っただけに、注目がそちらにいったが、中田も立派な活躍だった。

実は中田、「開幕カード」に強い。昨年の開幕戦は中日が相手で、4回にソロを放つと、2戦目もソロを放ち、開幕から2戦連発をマークしている。日本ハムから巨人に移籍した1年目の2022年は、開幕3戦目(対中日)でソロを放っている。

日本ハム時代も、2020年の開幕3戦目(コロナ禍のため6月開幕)にソロ。2019年には開幕戦で満塁弾を放つと2戦目も2ランを放って、ここでも2戦連発をマークしている。2018年は開幕3戦目でソロを放つなど、ここ7年のうち、開幕カードで本塁打がなかったのは2021年だけである。巨人、中日へ移籍した1年目には、ともに「開幕カードアーチ」でファンにあいさつしていることになる。

まだ3試合だけだが、打率.333(10打席以上)、2発、3打点で「チーム三冠」。プロ17年目を迎える大ベテラン主砲が、得意な開幕カードでロケットスタートを決めた。12球団で唯一勝利のない中日だが、2日からの古巣・巨人3連戦で、奮起する中田が白星を運んでくれるに違いない。

<関連記事はこちら>
◆中日・中田翔 変わったのは金髪だけじゃない!? 「常にマイナーチェンジ」の17年目に期待
◆【セ・リーグ 移籍加入選手一覧】全員が一軍キャンプ入り! 自由契約・中田翔、戦力外・上林、人的補償・日高、現役ドラフト・漆原らに注目が集まる
◆中田翔 「中日15年ぶりの打点王へ」2010年以降100打点0人の打線を活性化する!
◆中田翔が中日移籍へ 大阪桐蔭の後輩が達成した記録まであと35本
◆【一覧】2023年 プロ野球 引退・退団・戦力外選手リスト

 

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.30

突然の病で右半身が麻痺した「天才野球少年」が迎える最後の夏 あきらめなかった甲子園出場の夢、「代打の一打席でもいいから……」

2024.06.29

北海は道内29連勝なるか、東海大札幌VS札幌日大の強豪対決も、30日に札幌支部で代表決定戦【2024夏の甲子園】

2024.06.29

激戦区・愛知が開幕!ノーシードから4連覇狙う愛工大名電が17得点の圧勝発進、大府、愛知産大三河も初戦を突破【2024夏の甲子園】

2024.06.29

稚内大谷と士別翔雲がともにコールド勝ちで代表決定戦へ【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.26

【北北海道】北見支部では春全道4強の遠軽が登場、クラーク記念国際と好勝負演じた力見せる【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.26

【北北海道】北見支部では春全道4強の遠軽が登場、クラーク記念国際と好勝負演じた力見せる【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!