朝食の内容とタンパク質【セルフコンディションニングお役立ち情報】
菓子パンとジュースだけではタンパク質が不足してしまう
皆さんは今日の朝ごはんに何を食べましたか。アスリートにとって「栄養バランスの良い食事」は体づくりはもとより、より良いコンディションを保つために必要不可欠なものです。ところが朝食の内容を聞いてみると「パンとジュースだけ」「ご飯と味噌汁だけ」、中には食べる時間がなくて「プロテイン飲んできました」といった選手もいるのではないでしょうか。
特に朝食は食事のボリュームが少なくなりやすく、加えて体づくりに欠かせないタンパク質が不足しやすい傾向にあると言われています。タンパク質は体の中にため込んでおくことが難しく、三食に加えて補食などでこまめに補給する必要があるのですが、朝食に十分なタンパク質は含まれているでしょうか。朝食で比較的準備しやすく、タンパク質を含む食べものをいくつか考えてみましょう。
《卵》ご飯にかけて卵ご飯、ゆで卵、目玉焼きなどバリエーションも豊富。まずは朝食にプラスしてみよう
《ツナ缶》パン食の場合はツナ缶をつかってツナマヨサンドなどにするとタンパク質補給にもつながる
《チーズ》一口サイズで食べられるベビーチーズをはじめ、パンの上に乗せてチーズトーストにするなど、さまざまな応用がきく食材の一つ
《豆腐》冷や奴のまま食べる、味噌汁の具材として入れる等、冷蔵庫に常備したい
《納豆》好き嫌いのある食材かもしれませんが、抵抗がない場合は納豆をおかずにお米をたくさん食べると食事量も確保できそう
《かまぼこ・ちくわ》そのままでも食べることが出来る魚加工品を付け加えてみよう
《ヨーグルト》水分を取り除いたギリシャヨーグルトはタンパク質をより多く含む
調理の手間がかからない食材を中心にいくつか挙げてみましたが、皆さんの朝食と照らし合わせてみて「これなら準備できそう」というものはありましたか。朝食の必要性を理解し、体づくりに欠かせないタンパク質源をぜひ付け加えてみてくださいね。
文:西村 典子
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