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新戦力の台頭なく苦戦が続く楽天、ドライチ・古謝に希望の光!

2024.06.02


立教大時代の荘司 康誠、日大三時代の櫻井 周斗、桐蔭横浜大時代の古謝 樹

プロ野球は開幕からおよそ2カ月が経過し、交流戦がスタートした。球団によっては、ドラフトで獲得した選手や新外国人、あるいは移籍で加わった新戦力たちが、結果を残しつつある。

今江敏晃新監督で今シーズンのスタートを切った楽天では、ドラフト1位ルーキーの古謝 樹投手(湘南学院出身)が5月25日の試合で1軍デビューを果たした。

結果は初登板で敗戦投手となったが、6回を5安打、3奪三振、与四球0の2失点と内容的には悲観するものではない。2軍では8試合の登板で4勝1敗、防御率1.54と圧倒的な成績を残していた。現在は登録を抹消され、次回登板は未定だが、1軍で白星をつかむのもそう遠くないだろう。

ドラフト5位ルーキーの松田 啄磨投手(大冠出身)は、6試合(1先発)で防御率2.77と安定した投球を見せた。4月13日の試合では先発予定だった荘司 康誠投手(新潟明訓出身)が、発熱で登板を回避。急遽の先発マウンドとなったが4回1失点でまとめてみせた。以降は中継ぎとして起用され、現在は2軍で調整中だ。

現役ドラフトで加入した櫻井 周斗投手(日大三出身)は、5月に1軍に昇格。1イニング6失点がある影響で、6試合で防御率8.53と数字は良くないが、その他の5試合では許した安打は、わずかに1本で、無失点投球を見せた。現在は2軍で調整中だが、左の中継ぎとして今後重宝される可能性を秘めている。

外国人投手では、ポンセ投手が8試合で防御率7.33、ターリー投手が3試合で防御率9.00と低調気味。ターリーは4月上旬に感染症の特例で抹消されたが、2軍では5月10日に復帰し、17日からは4試合連続で無失点投球。28日に1軍再昇格している。

野手では、日本ハムを戦力外となり育成契約で楽天に加わった山田 遥楓内野手(佐賀工出身)が、3月に支配下登録を勝ち取った。1軍での出場機会もつかんだが、6試合の出場でノーヒット。現在は登録を抹消されている。

野手の新外国人選手は1人もおらず、昨年のドラフト会議で指名した野手のルーキーの出場もここまではない。

※数字は2024年5月29日現在

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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