試合レポート

【千葉】2回戦 木更津総合VS市川南

2023.09.17


木更津総合の投手力は近年でも一番!13安打10得点と打線も光る!

〈第76回秋季千葉県高校野球大会:木更津総合10ー0市川南(5回コールド)〉♢17日♢2回戦♢船橋市民

初回から木更津総合がペースをつかみ、13安打10得点の5回コールド勝ちを収めた。

先発・川端 勝利投手(1年)は1年生とは思えない落ち着きのある投球で、直球の球持ちがよく、手元でキレる上に、内・外にも投げ込めるコントロールがすでに身についている。川端も「僕の投球の生命線は右、左打者に関係なくインコースを攻められるところです」と語るほど打者の胸元に投げるのに自信があるようだった。

しかし、この日の投球では納得していなかったようで「変化が決まらず、ストレートも浮いてしまっていたのでそこが修正点です」と冷静に分析していた。変化球も直球のコントロールも問題ないと感じるが、本人にしか分からない投球フォームのズレが出ていたのだろう。1学年上には石澤 順平投手(2年)、千葉 雄斗投手(2年)の2人の好投手がいる。その2人から学びながら、今後どこまで成長するか楽しみでもある。

木更津総合の打力は今年も県内トップクラスだと感じた。1巡目で相手投手を攻略しクリーンヒットが目立っていた。川端は木更津総合の打撃について「心配していません。あの打撃力があるからこそ、攻撃のことはあまり考えず投球に集中できるので」と打撃陣への信頼は厚いと感じた。

木更津総合は13安打と初回から試合のペースをつかんでいた。やはり今年も千葉県は木更津総合が強いのか、それとも攻守でも隙のない木更津総合を止める高校があるのか。今年の戦国千葉の野球から目が離せない。

 

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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