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楽天ドラ1ルーキーが二軍で防御率0点台! チームの起爆剤に!

2024.04.30


桐蔭横浜大時代の古謝 樹

2軍戦が開幕して1カ月以上が経過した。1軍が開幕する前はベテラン選手や開幕ローテーションの調整なども多くあったが、すでに落ち着いてきた感がある。今回は楽天の有望選手を確認しておきたい。

楽天は29日終了時点で11勝13敗と借金2の4位。投打ともに、選手が本来の力を出せないまま開幕から1カ月が過ぎた。まずは勝率を5割にして浮上していきたいところだが、ファームで結果を残している選手はいる。

古謝 樹投手(湘南学院→桐蔭横浜大→2023年1位)
6試合(42回) 3勝0敗 防御率0.86

ドラフト1位ルーキーの古謝が、6試合で、3勝0敗、防御率0.86と順調な滑り出しを見せた。登板6試合中5試合でQS、4試合でHQS(7回以上自責点2以下)と安定。さらに、ここ3試合は7回以上を投げ、自責0と圧巻の成績を残している。与四球は15とやや多く、制球面での課題が克服できれば、1軍初登板の機会はすぐに訪れそうだ。

辛島 航投手(飯塚高→2008年6位)
4試合(22回) 1勝2敗 防御率1.64

ルーキーが頑張っている一方で、ベテランの辛島も4試合を投げ、奪三振は14個と多くないが、打たせて取るピッチングで防御率1.64と結果を残している。今年10月に34歳となる辛島は、ここまで1軍登板はない。しかし、1軍の先発投手陣が有事の際には、すぐに昇格できる準備はできている。

安田 悠馬捕手(須磨翔風→愛知大→2021年2位)
27試合 打率.282(85打数24安打) 3本塁打 16打点

野手では、「打てる捕手」候補の安田が、ここまで27試合で打率.282、3本塁打、16打点と結果を残している。4月22日の西武戦では1試合5安打のかため打ち。翌23日もマルチ安打を放った。ここ3試合連続安打中と好調を維持している。

長打力を期待され、大卒2年目の昨シーズンは1軍で3本塁打をはなったものの、今年はここまで1軍出場はない。現在、1軍では高卒8年目の石原 彪捕手(京都翔英出身)がブレークしつつあるが、安田もレギュラー争いに加わるためにも、さらに安打、そして本塁打を積み重ねたい。

※数字は2024年4月29日終了時点

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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