News

低迷するチームのカンフル剤に! 西武の昇格が待たれる二軍選手3人

2024.05.08


沖縄尚学時代の與座 海人、早稲田大時代の蛭間 拓哉

西武がチーム立て直しを余儀なくされている。5月7日終了時点で、パ・リーグ最下位。借金は10に膨らみ、勝率は両リーグ合わせても屈辱の唯一の3割台と低迷してしまっている。4月の7連敗に加え、5月に入っても5日から3連敗を喫した。2軍選手からの若手台頭などのカンフル剤が必要のようだ。現在、ファームで期待の選手を確認してみたい。

村田 怜音内野手(相可→皇学館大→2023年6位)
11試合 打率.333(33打数11安打) 2本 8打点

西武ではドラフト6位ルーキーの村田が存在感を見せている。3月に3試合出場した後は3軍で実戦を積んでいたが、4月22日に2軍に復帰。いきなり4打数4安打の固め打ちをする。

さらに復帰後2試合目の出場となった4月27日の試合では、一発を含む2安打を記録。まだ出場試合数は少ないものの、11試合に出場し打率.333、OPS.995は文句の付けようがない。196センチ、110キロと恵まれた体型から生み出されるパワーを武器に1軍昇格を目指す。

蛭間 拓哉外野手(浦和学院→早稲田大→2022年1位)
29試合 打率.287(108打数31安打) 1本 5打点

2022年のドラフト1位・蛭間は1軍に呼ばれず、開幕から2軍で汗を流している。ここまで29試合の出場で打率.287、1本塁打、OPS.697は期待値を考えると物足りない。とくにBB%が昨年(2軍)の8.8%から6.9%、K%は14.0%から18.1%とそれぞれ悪化。四球を選べず三振が増えているのが現状だ。1軍のレギュラー争いに割って入るためにも、まずは2軍でしっかりと結果を残したいところ。

與座 海人投手(沖縄尚学→岐阜経済大→2017年5位)
6試合(40.1回) 2勝0敗 防御率1.34

投手では與座が6試合で防御率1.34と好調だ。いずれも試合も6回以上を投げQSを達成し、被本塁打も0と格の違いを見せている。1軍の先発ローテーション投手に不測の事態が起これば、最初に声がかかるであろう。2年前には1軍で2ケタ勝利を挙げたサブマリンの帰還に期待がかかる。

※数字は2024年5月7日終了時点

<関連記事はこちら>
◆オリックス二軍有望選手
◆日本ハム二軍有望選手
◆ロッテ二軍有望選手
◆広島二軍有望選手
◆阪神二軍有望選手
◆ヤクルト二軍有望選手
◆プロ野球 開幕から活躍を続ける「5人のルーキー投手」の“今後”は!?

この記事の執筆者: 勝田 聡

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

夏の滋賀を盛り上げる23人の逸材を紹介!近畿屈指の大型遊撃手・岩井(滋賀学園)、名門・近江の大エース西山など投打に人材揃い

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.24

昨夏甲子園出場の文星芸大附の卒業生進路紹介!主力は上武大、国士舘大、東京農業大へ進学!

2024.06.24

【北北海道】北見支部では北見工が33得点の圧勝でコールド発進【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.19

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】