試合レポート

【東京六大学】早大・尾瀬雄大が首位打者&ベストナインを獲得!頼れるリードオフマンに小宮山悟も「MVPをあげてもいいかな」と太鼓判!

2024.06.03


首位打者&ベストナインを獲得した早大・尾瀬 雄大外野手(帝京=3年)

<東京六大学春季リーグ戦:早稲田大学12-2慶應義塾大学◇第8週◇2日◇明治神宮野球場
早大が7季ぶりの優勝を決めた。最終週に行われた早慶戦では、2試合計28安打と圧倒。勝ち点5を奪う完全優勝で一週間後に開幕する全日本大学選手権大会への切符を手にした。

野手陣で優勝の原動力となったのは尾瀬 雄大外野手(帝京=3年)だ。今春は打率.479で首位打者とベストナイン外野手部門を獲得。この日も2回に適時2塁打を放つと、5回にはイニングの先頭で打席に立ち、流れを呼ぶ本塁打で追撃。試合途中まで4安打を放ち、打率5割にのせるなど非凡な打撃センスを見せつけていた。この日の打撃について、「1番打者として第一打席をとても意識していて、今日もヒットで塁に出ることが出来たので、チームにいい流れを持ってきたと思います」と分析する。さらに今季を振り返っても、「12試合中8試合でヒットを打つことが出来たので、それがチームにいいムードを作れたのかなと思います」と話していた。

早大の小宮山 悟監督は、今春リーグ戦のMVPを問われ、「自分が投手出身ということもあって、樹(伊藤 樹投手(仙台育英=3年))がよく頑張ったという気持ちが強い」と今春からエースナンバーの「11」を背負い、ベストナインも獲得した伊藤の名前をあげたが、「ただ本当に尾瀬がね、本人も口にしているけど、12試合をやって8回出塁していることは中々できないことだと思うので、それを考えると尾瀬にあげてもいいかなと思います」とリードオフマンの活躍を称え、最大級の賛辞を送っていた。

打率は規定打席に到達した野手で唯一の4割超え。「首位打者を目標に、この冬場は振り込んできた」と日頃の練習で培った努力が実った形だ。「1打席目の初球で100%のスイングができるように意識している」と初回から積極的な打撃でチームに流れをもたらすリードオフマンは、大学選手権でもチームを日本一へと導く。

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この記事の執筆者: 塩澤 風太

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