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超強力打線・帝京を牽引する主将・西崎桔平は高い打力・守備力を兼ね備えた万能型の逸材だ!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.06.27


西崎 桔平(帝京)

今年の春季大会10試合で16本塁打を記録した帝京
その帝京打線を牽引するのが、主将で大型遊撃手の西崎 桔平内野手(3年)だ。181センチ80キロと頑強な肉体をいかし、パワフルな打撃、強肩をいかしたショート守備で魅了する。投手としてマウンドに登れば、回転の良い140キロ台の直球を投げる。
投手、守備、打撃と水準の高いプレーを披露する万能型の逸材だ。
佐倉シニア時代はドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手・石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)とともに活躍を見せた。そんな西崎に詳しく迫っていきたい。

打撃の特徴としては軸のブレが小さく、安定してボールを捉えることができる。関東大会では本塁打も放っているが、中距離打者として見ていきたい。
構えを見ると、バットを担いで、ヘッドを寝かせている。この構えをすることで、トップの立ち遅れを防いでいる。早めに始動を仕掛けて、左足をしっかりと上げることでタイミングを取っている。
トップの動きを見ていくと、真っ直ぐ引いていきながら、内回りのスイングを行い、ボールを捉える。自分のタイミングをしっかりと掴んでおり、軸がブレずに、広角に打ち返すことができる。

遊撃守備は、丁寧だ。スナップスロー、ランニングスローなども要所で見せる。送球も力強く、見ていて安心できる選手だ。

将来性について触れると、投手もこなしているが、野手でいくことになるだろう。高卒プロとなると、同世代を圧倒するような結果を残したわけではないので、強豪大学に進んで、実績を重ねて、ドラフト指名を目指すのが現実的になりそう。自分自身を厳しく追い込んだり、主将として選手を厳しく律している姿を見ても、強豪大でも能力を伸ばすことができると考える。

帝京は13年ぶりの夏の甲子園出場を目指す。春同様の強打を見せる事ができるか注目だ。

西崎桔平(帝京)の投球シーン

<西崎 桔平(にしざき・きっぺい)プロフィール>
右投げ右打ち 181センチ80キロ
投手兼遊撃手
高洲中出身
佐倉シニアでは石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)、洗平 比呂投手(八戸学院光星)らとチームメイト
帝京進学後、1年夏から公式戦デビュー
1年秋(22年)秋季都大会で18打数10安打1本塁打4打点の活躍
2年春に関東大会出場
2年夏の東東京大会では13打数6安打を記録
2年秋では二松学舎大附戦で先発するが、打ち込まれ地区予選敗退
3年春では都大会4回戦以降で14打数5安打
春季関東大会では13打数2安打

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【関連動画】西崎の打撃練習も!↓↓
◆「圧倒する帝京」の復活へ。10試合16発の爆発的打撃力で這い上がった都の名門

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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