試合レポート

今治西vs神戸国際大附

2009.11.13

2009年11月14日　神宮球場

今治西（四国地区）vs神戸国際大附（近畿地区）

2009年秋の大会　第40回明治神宮校野球大会　1回戦

先発・日野（今治西）

今治西、9回2アウトからの逆転サヨナラ劇!!

　本日、明治神宮大会・高校の部第二試合は、近畿地区代表の神戸国際大付と四国地区代表の今治西の一戦が行なわれた。
神戸国際大付の先発は岡本。今今治西の先発は日野。

　まずチャンスを掴んだのは、神戸国際大付。一回表、先頭打者の篠藤がセンター前ヒットを放つと、真野が犠打をしっかりときめ、ランナーを二塁に送る。さらに続く、石岡がレフト前ヒットを放ち一塁三塁としチャンスを広げる。しかし、この好機に岡本・田中が内野ゴロに倒れ、無得点に終る。

　一方、初回のピンチを切り抜けた今治西は一回の裏、先頭打者の清元がレフト前ヒットを放ち出塁。続く合田がライトオーバーの大飛球を放つ。このあたりで一塁ランナーの清元が一気に本塁を狙い、三塁べースを勢いよく回るも神戸国際大付の素晴らしい中継プレーの前に本塁憤死。今治西も初回から好機を掴むも無得点に終る。

　ゲームが動いたのは、三回表。真野が内野安打を放ち出塁すると、すかさず盗塁を決め岡本自らタイムリーを放ち、神戸国際大付が一点を先制。

　一点が近いようで遠い今治西は三回裏。先頭打者の見乗のスリーべースヒットで無死三塁のチャンスを掴むも後続が倒れ、この回も無得点。

　その後、なかなか両校ともにチャンスを掴めず、試合は終盤へ。
八回の裏先頭の藤本が安打を放つも、六回から登板の二番手大川を後続が崩せず無得点に終る。
このまま、1-0で神戸国際大付が勝利と思われたこの一戦。

　しかし、ドラマは最終回に待っていた。
九回裏、今治西の攻撃。二死ランナー無しから四球でランナーがでると、林のライトオーバーのタイムリースリーベースヒットでまずは同点。
続く、見乗の打球はきれいに三遊間を破り、サヨナラゲーム。

　得点には結びつかなかったものの果敢な走塁や、ホームスチールなど奇策を随所に見せた今治西が、最後に微笑んだ。

（文＝高校野球情報.com編集部）

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