米原vs八幡
エース・上野の好投で米原が初戦突破
米原先発の上野魁
先発マウンドに上がった上野は120キロ台前半のストレートをコーナーに投げ分け、5回まで一人も走者を出さない。一方の打線は3回裏に一死一、三塁から1番・中山大希（3年）のスクイズで先制すると、4回裏にも相手守備の乱れから1点を追加。6回裏にも7番・藤居丞（3年）と8番・西村澄太（3年）の適時打で3点を加え、試合を優位に進める。
何とか突破口を開きたい八幡は6回表に7番・小澤駿（2年）が初安打を放つと、7回表には連打で無死二、三塁のチャンスを作る。ここで4番・伊野洸（2年）がライトに犠飛を放ち、1点を返す。なおもチャンスは続いたが、その後は上野が踏ん張り、追加点を許さなかった。
上野は5安打、13奪三振、2四死球で1失点完投勝利。球速は決して速くはないが、コントロールが良く、守りからリズムを作りやすい投手である。バックも無失策で応え、自分たちの持ち味は存分に発揮できたのではないだろうか。
八幡も後半から徐々に上野を捉え始めたが、6回の3失点が重かった。夏に向けては序盤から好投手に対応できる打力を身につけていきたい。
（取材＝馬場 遼）
