日大三vs都立昭和
日大三の勢いが止まらない!14安打10得点、本塁打3本で都立昭和を圧倒!
やや風は吹くものの、雲1つ無い快晴の中[stadium]神宮球場[/stadium]で行われた日大三vs都立昭和の試合は8時30分試合開始にも関わらず多くの野球ファンが集まっていた。
今大会3試合で打っては26得点、守っては3失点と投打に他を圧倒している今春の東京都王者の日大三と、西東京大会8強のうち唯一の都立高校である都立昭和との一戦。都立昭和も今大会の直近の3試合でいえば24得点3失点と好調のチームである。この公立、私立の注目の一戦は、どのような展開を見せるのか。
試合は初回から大きく動く。
2番・木村 慧士と4番・坂倉 将吾の中前安打でチャンスを作り、5番・小藤 翼が左前安打で鮮やかに先制に成功した日大三。二死一、三塁と続くチャンスに迎える打者は6番・川﨑 拳士朗。川﨑が振り抜いた打球が本塁打となり3点を追加し、初回から4得点のリードを奪う。
2回こそ0に抑えられたが、3回からも日大三打線は止まらない。
一死から4番・坂倉がバックスクリーンへと飛び込む本塁打で1点。二死走者なしで迎えた6番・川﨑が2打席連続の本塁打を放つ。先日の駒大高戦では、あとわずかで本塁打という当たりもあり、非常に飛距離のある打球を飛ばす。
4回には、四球とバント安打で作ったチャンスに先制のホームを踏んだ2番・木村の打席。一死二、三塁のチャンスで再び中前安打で2打点を挙げる。3番・田村 孝之介も右前安打で続くと、4番・坂倉に打順が巡る。一塁手強襲安打で1点を追加し、都立昭和との得点差を9とする。さらに5番・小藤に四球を与え一死満塁としたところで、都立昭和は、先発投手の藤江 拓馬から遊撃手として先発出場の佐々木に交替する。
この投手交替が功を奏し、2打席連続本塁打の川﨑と、7番・桑村 和哉を連続三振に斬ってとりピンチを脱する。
しかし、毎回安打で2回以外の攻撃では得点を挙げている日大三は攻撃の手を緩めない。
あと1点を取れば5回コールドゲームが成立するという場面で、安打と四球から一死満塁の好機で3番・田村は三振。二死満塁として迎える打者は4番・坂倉。本日、本塁打を含む全打席安打中の坂倉の勢いを止められず、右前安打で1点を追加し試合を決めた。
この試合では、日大三の攻撃なかりが目立ったが、都立昭和も3回以外には毎回安打で7本の安打を放ち幾度となくチャンスを作るもあと1本が出なかった。
日大三は、2年生で4番を打つ坂倉 将吾が本塁打を含む4打数4安打3打点の活躍とした。6番・川﨑 拳士朗の2本の本塁打も圧巻であった。
勝利した日大三は、7月24日に[stadium]明治神宮野球場[/stadium]で本日の第4試合に登場する八王子と早稲田実業との勝者と決勝の切符を懸けて戦う。
(文=佐藤友美)
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