関西vs岡山理大附
先制HRを放った福井寛太郎(関西)
先発全員安打で関西快勝!
初回に3番福井寛十郎(1年)の2ランで幸先よく先制した関西。打線は先発全員安打、投げてはエース左腕・堅田裕太(1年)の安定したピッチングで 岡山理大附 に快勝。3年ぶりの選抜へ一歩前進した。
「ナイスゲームだと思います」と江浦滋泰監督は振り返った。
相手は岡山大会準決勝で11-0と圧倒した 岡山理大附 。リベンジに燃える相手に対し、いきなりの先制パンチは1年生のバットから飛び出した。初回、3番福井はファウルなどで7球粘った末にライトスタンドへ2ラン。これに気を良くしたのは同じ1年生のエース・堅田。「がむしゃらに投げました」と本人は笑ったが、1年生らしからぬクレバーなピッチングで、 岡山理大附 打線から三振の山を築いた。
1年生の活躍に「先輩も負けてられない」と奮起したのが主将の磯本龍志(2年)。堅田が招いたピンチを好捕で救った。
終盤8回には堅田自身の本塁打でダメ押し。堅田は結局13個の三振を奪った。「まだ無駄な四球があるのでなくしたい」とエースは謙虚さを忘れなかった。
快勝したチームにとって気がかり点が残った。9回の守備で交錯し負傷退場したセカンドの福井とライトの小倉貴大(1年)の2人。共に救急車で病院に運ばれた。準決勝は土曜日(31日)まで空くが、江浦監督は「心配です」と言い残して球場を後にした。
(文=松倉雄太)
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