水分補給と炭酸飲料
第26回 水分補給と炭酸飲料2010年09月02日
【炭酸を上手に飲もう】
選手権大会も終わり9月になりましたが、今年はまだまだ暑い日が続きますね。
私は、仕事柄車に乗ることが多いのですが、8月はあまりに暑かったので紙パック(1L)のお茶を飲んでいると、知らないおじさまに『激しいですね』と大笑いされました。このコラムは、選手だけでなく保護者の方や関係者の方にも読んでいただけていると思いますが、選手だけでなく皆さん「水分補給」は大切です!野球(スポーツ)をしている、していないにかかわらず、こまめに補給しましょう。
水分補給については、第9回コラム水分補給についてで書きました。忘れてしまった人は、読み直してみてください。
さて、水分補給で最近よく質問されるのが『炭酸飲料』です。
『炭酸飲料』とひとえに言っても、最近では清涼飲料水の炭酸飲料もいろいろな種類が見られるようになりました。みなさんはどのような飲み方をしていますか。
炭酸は、「疲労物質と結合して排泄する働き」や「血管を広げて血液循環をよくする働き」があるといわれており、スポーツチームで使われている例もあります。
ただし、炭酸飲料は炭酸ガス(二酸化炭素)を含んだ飲料で、物によっては糖分を多く含みます。もちろん個人差は大きいですが、ゲップがでることによってパフォーマンスが低下や、ガスの影響による胃の膨満感や糖分の摂りすぎによって食欲の減退も考えられます。
飲む場合は、何を飲むかももちろんですが、飲むタイミングや飲む量も自分に合ったものを探してみましょう。
(文=鎌倉 彩)
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次回、第27回公開は10月1日を予定しております。