試合レポート

寒川vs善通寺一

2012.07.11

2年生の活躍で夏1勝!

香川寒川は西山元識木村直也の左右ダブルエース、3番セカンドの松田陸、5番サードの加藤敦之が4人が2年生。

善通寺一との夏初戦。下馬評に疑いがないことを2年生たちはそのプレーで証明した。
先発した西山は「じっくり落ち着いて投げる」と宮武学監督が与えたセッションに対し、低めへのスライダーを駆使して8回3分の1を133球6安打1失点の好投で応え、打っても3打数3安打3打点。
その西山を継いだ木村も残りイニングを無難に締めた。

一方、野手陣では加藤が2回先頭打者で二塁打を放ち、先制のホームイン。松田も堅実な守備を披露。
それぞれが軟投派投手のリレーで健闘を見せた善通寺一との闘いを制す力となっていた。

試合後は「少し思うようにいかないと、気持ちがコントロールできない。西山に助けられた」と、2対1で迎えた8回裏一死一、三塁から「はじめから初球を狙って」代打で見事タイムリーを放った森元種巳を除く3年生に苦言を呈し続けた宮武監督。
ただそれは、現時点で指揮官が既に2年生たちに大きな信頼を置いていることの裏返しでもある。

(文=寺下友徳)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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