鹿屋工vs沖永良部
壮絶な打ち合い、鹿屋工が制す
鹿屋工20安打、沖永良部16安打、両チームで計36安打の壮絶な打ち合いだった。
序盤は沖永良部、終盤は鹿屋工と流れが完全に分かれる展開だった。
初回、1点を先制された沖永良部はその裏、3番・榮優樹(2年)のライトオーバー二塁打を皮切りに3本の長打を含む5連打を浴びせ5点を奪った。3回に1点差に詰め寄られるも、その裏に7番・奥間卓斗(2年)のライト前タイムリー、4回には4番・池野翔(2年)のセンター前タイムリーで突き放した。
中盤の5回以降は鹿屋工の執念が爆発する。
5回に下位打線が粘って3点を返して同点に。6回には連続四球を足掛かりに6番・稲村海星(3年)のレフト前タイムリーにエラー、暴投などが絡んで4点を挙げ、大きく流れを引き寄せた。
7回にはエラーと連続押し出しで3点を挙げ、8回にも2点を加え、7点差に広げた。守りでリズムが崩れた沖永良部は、終盤力尽き、8回裏でコールドゲームとなった。
(文=政 純一郎)