県立大村工業高等学校(長崎)
長崎県大村市にある県立大村工業高等学校は、全国制覇実績が多数く、バレーボール部やアーチェリー部、ソフトボール部などはじめ、スポーツが盛んな学校です。
春高バレーなどでもお馴染みのバレーボール部の朝長 孝介監督は大村工OBで、全日本代表の正セッターとして男子バレー16年ぶりのオリンピック出場に大きく貢献。北京オリンピック出場を果たしました。
野球部の先輩には、長崎セインツ、香川オリーブガイナーズを経て2013年に埼玉西武ライオンズから育成1位としてドラフト指名を受けた水口 大地選手がいます。
そして現在、大村工野球部は伸び盛りの2年生がメキメキと実力を付けているとのこと。3年生と上手く絡めば、ますます良いチームになる!という大村工野球部を、学生コーチの左近充 真君に紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 大村工の左近充 真君(学年:3年/役職:学生コーチ)にお話をうかがいました!
Q. 現在、部員は何人いますか?
1年生が32人、2年生が38人、3年生が27人の合計97人です!
Q. 部員数が多いですね!平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から19時30分までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭で他部活動と共用で使用しているのですが、不便なく広い範囲を使わせてもらって活動できています。
各部活動が協力しあって活動ができているんですね。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「長打力のある攻撃型チーム」「キャッチャーを中心とした守り」「100人の部員から築くチームワーク」の3つです!
Q. 100人の部員から築くチームワークは圧巻ですね!では、夏へ向けて、現在どのようなことを課題に練習を行っていますか?秋・春から成長したと感じることがありましたら教えてください。
課題は、ここ1番というところで、どれだけ自分たちの勝負強さを発揮することができるかです。成長したと感じることは、投手陣の安定から生まれた守備力の向上ですね!
Q. 勝負強さは夏に勝ち上がるのには必要不可欠ですよね。春季大会を振り返って、チームとしての戦い方はどうでしたか?
チャンスを多く作れましたが、最後の1本が出なかったことがこれからの反省へと繋がりました。
Q. スポーツが盛んな大村工ですが、他の部活とトレーニングなどの情報交換はありますか?また取り入れているトレーニングなどがあれば教えてください。
今年からメンタルトレーニングを取り入れています!ゲーム終盤8回の攻撃の集中力を大切に、というチームでの約束事のために鍛えています。
Q. メンタル面は、持っている実力を発揮するのに必要ですもんね!肉体的に、全力を出せるためのキツいメニューや取り組みはありますか?
練習後、チーム全員で最後の追い込みメニューを行い、チーム力を深めています!
Q. 身体もチームの絆も鍛える!素晴らしいですね!それでは今年の夏、野球部としてどんな夏にしたいですか?
夏を迎えるにあたり、自分たちのチーム力を全て発揮し、目標である甲子園の舞台を目指し、後悔のない自分たちの野球をし、最高の夏にしたいと思います!
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白石 翔樹選手(県立大村工業高等学校)
Q. ありがとうございます!それでは、このチームのキーマンを教えてください!
白石 翔樹です!
白石は2年生で、チームの打線の中心となり、ミート力、長打力ともに優れています。走攻守全てでチームに貢献しています。また、捕手として守りの中心選手となり、強肩がウリです!
頼れる2年生ですね!ありがとうございます!
続いて主将の岩崎 航太君と、エースの山口 力也君にもお話を伺います!
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
岩崎 航太(以下「岩崎」):一球一球に対して全力プレーで、良いプレーはみんなで喜んで、失敗してもみんながカバーしあえるところが好きです!
山口 力也(以下「山口」):全員で甲子園を目指して野球ができるところが好きです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
岩崎:バッティング練習が好きです!
山口:やっぱりピッチング練習ですね!
Q. ちなみに、キツイと感じる練習はありますか?
岩崎:敦賀気比がやっている連続ティーバッティングを僕たちもやっているのですが、これはキツいです。
山口:走り込みです!
Q. 連続…息切れしそうですね。では、引退までにこの高校と対戦してみたいという学校はどこですか?
岩崎:ゴールデンウィークに敦賀気比と試合をして負けてしまったので、次は甲子園で対戦して勝ちたいです!
山口:長崎海星高校です。甲子園を経験した選手が多いからです。
Q. それでは、一番好きな応援歌は何ですか?
岩崎:「海のトリトン」です!
山口:湘南乃風の「晴伝説」です!
Q. それでは最後に、お2人が野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
岩崎:「笑顔」!
山口:「氣持ち」!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■髙比良 俊作監督に質問!
Q. 今年のチームは新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げ、また、夏に向けどんなチームを目指してきたのでしょうか?
昨年のベンチ入りは、20名中19名が3年生。2年生では唯一エースの山口 力也のみベンチ入りしましたが、登板の機会はありませんでした。
しかしながら、新チームの発足と同時に関西遠征を行い、大阪、京都、奈良のベスト8クラスのチームとの練習試合で、6勝1敗1分けと大きく勝ち越して帰ってきました。それが自信にもなったのか、新人戦では4強入りを果たし、センバツの出場権のかかった秋の大会でも準々決勝まで勝ち上がりました。
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城田 錬選手(県立大村工業高等学校)
春は、この大会で決勝戦まで勝ち上がった長崎商にヒット数で上回りながらも惜敗しました。そこから守備力アップに励みました。その甲斐あってか、4月の練習試合でのエラー数は激減。ゴールデンウィークには福井県まで遠征し、センバツ優勝校の敦賀気比高校とも戦い、3対5で負けはしたもののかなりの手応えを感じましたね。
Q. そこまで手応えを感じられるようになったのは、何か要因があったのでしょうか?
チーム力のアップの要因は、2年生バッテリー松尾 心太郎と白石 翔樹の成長と、4番に2年生城田 錬が定まったことにあります。2年生が中心的な役割を果たす中に、3年生が上手く絡んでいけば、強豪校とも互角に戦える戦力になると思います!
2、3年生の力が交わることで、ますます面白くなりそうですね!夏の大会でも活躍を期待しております!お話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!