【選手権大会】あの試合の流れは、後の試合にも連鎖していた!?
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成田 翔(秋田商)
【選手権大会】あの試合の流れは、後の試合にも連鎖していた!?
8月6日に開幕した第97回全国高等学校野球選手権大会も残るところ、準決勝と決勝を残すのみとなりました。今回、甲子園の戦いを振り返っていくと、ある「連鎖」を見つけました。
今回は、今大会中に起こった「3つの連鎖」を紹介します!
■大会第1日目の「勝利の方程式」の連鎖
【第1試合 鹿児島実vs北海】
「北海のペースを狂わせた鹿児島実・1番有村の初球攻撃」
鹿児島実、初回に先頭の有村 健太が安打で出塁し先制
…試合結果:18 – 4で鹿児島実が勝利
【第2試合 中京大中京vs岐阜城北】
「中京大中京の打撃陣が見せた好球必打とエース・上野の針の穴を通すコントロール!」
中京大中京、初回に先頭の河田 航平が三塁打で出塁し先制
…試合結果:4 – 1で中京大中京が勝利
【第3試合 上田西vs宮崎日大】
「初回の速攻と2年生エースの好投で上田西が甲子園初勝利」
上田西、初回に先頭の河野 誠也が安打で出塁し先制
…試合結果:3 – 0で上田西が勝利
初回に先頭打者が安打で出塁+得点を入れる=勝利!の方程式が3試合とも成り立っていました!
■大会第3日目の「延長戦」の連鎖
第2試合:敦賀気比 4 – 3 明徳義塾(延長10回サヨナラ)
「1回戦屈指の好カードは両者、力を出し尽くした名ゲームに!」
第3試合:大阪偕星学園 7 – 3 比叡山(延長10回表 大阪偕星学園が4点を追加し勝利)
「二死からの粘り強さが生んだ猛攻!大阪偕星学園が悲願の甲子園初勝利を手に!」
第4試合:下関商 4 – 3 白樺学園(延長11回 下関商がサヨナラ)
「打てそうで打てない。下関商・森元奏が見せた妙味のある投球」
第1試合の早稲田実vs今治西以外の3試合が延長戦になりました!ちなみに第1、2日目には1試合も延長戦が無く、敦賀気比vs明徳義塾が今大会初の延長戦となり、その後の2試合も続けて延長戦となりました。
■大会第11日目の「1点差」の連鎖
第1試合:秋田商 4 – 3 健大高崎
「秋田商・成田翔、攻撃的なピッチングで健大高崎を破り80年ぶりの8強」
第2試合:関東一 1 – 0 中京大中京
「上野翔太郎、一球に泣く!関東一が接戦をサヨナラで制し準々決勝へ!」
第3試合:仙台育英 4 – 3 花巻東
「花巻東との東北対決!仙台育英が守り勝ち、21年ぶりの8強入り!」
第4試合:興南 4 – 3 京都鳥羽
「試合終盤の逆転劇!興南が春夏連覇以来の8強入り!」
ちなみに今大会の10日目までの37試合の中で、1点差の試合は9試合しかなく、4試合に1試合「1点差の試合」があるかないか程の確率なのに、4試合続いてとは驚きでした!
「高校野球史上最高の試合」と呼び声高い箕島対星稜の延長18回の死闘(1979年)が繰り広げられたのも、大会11日目が行われた8月16日でした!8月16日は接戦が多い日なのですかね…!?(詳細はプレイバック8月16日記事にて)
試合が終わってみると、意外と「連鎖」していることに気がつきます!今後の新たな野球の楽しみ方になるかもしれませんね!今後も、違った視点から試合をご紹介しますので、乞うご期待!
■ 組み合わせと応援メッセージは下記リンクから!
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