則本投手が左投げでキャッチボール!逆側の筋肉を鍛えてバランスを整えよう
則本投手が左投げでキャッチボール!逆側の筋肉を鍛えてバランスを整えよう
則本昂大選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
2013年以来の優勝にむけ、久米島でキャンプをはる楽天ナイン。その楽天のエース・則本 昂大投手(2016年インタビュー、2014年インタビュー)が利き腕とは逆の左投げでキャッチボールを行った事が話題となりました。この「逆投げ」というと、ダルビッシュ 有投手も「逆投げ」でキャッチボールしていたことを思い出す方も多いかもしれません。
では、何故このようなことをするのでしょうか??
ここでは「逆投げ」のキャッチボールを行う目的・効果を整理をしていきたいと思います。逆動作をすることは、体の左側も使ってバランスを整えるためといわれています。野球は片方の筋肉しか使わないこともあり、負荷がかかりやすいので、故障防止のためにやるといわれています。
さらに深く説明すると、野球の動作は、加速して、最後は減速して動作が完了します。打撃になりますが、当たった瞬間、フォロースルーを経て、減速期を迎えます。そこで、減速するには、それまでの逆側の筋肉も鍛えていかなければなりません。
逆動作の大きいパワーを発揮することができれば、うまく減速が出来るので障害予防につながります。逆側の筋肉を鍛えることが、結果的にバランスを整えると考えたほうが分かりやすいかと思います。
使われていない筋肉を鍛えることで、故障を防ぐ目的があるかと思います。則本投手はトレーニング、ケア、食事に対する意識も高く、パフォーマンスアップするために貪欲に追求する投手です。史上初となる4年連続の開幕投手へ向けて抜かりがありません。この1年、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみですね。