Column

県立佐土原高等学校(宮崎)

2016.02.28

 佐土原高等学校は、宮崎県宮崎市佐土原町にある公立の男女共学校。電子機械科や産業デザイン科といったコースが設置されている工業系の学校ですが、国公立大学への進学率も高く、就職にも進学にも有利なハイブリット高校として注目を集めています。卒業生には、モデルの蛯原 友里さんがいます。

 野球部は、2004年、第86回全国高校野球選手権大会に出場し、初勝利。この時エースとしてチームを引っ張っていたのは、2010年のドラフト会議で広島東洋カープに4位指名されプロ入りを果たした金丸 将也さんでした。
昨秋は宮崎県大会に出場し、3回戦進出。打撃に自信と課題を持てた大会となったようです。その気付きを春夏に生かすため、佐土原野球部はどんな冬を過ごしてきたのでしょうか?

チーム基本情報を紹介!

佐土原高校の井園 将仁君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が28人、2年生が26人です。そのうちマネージャーは2年生3人です。

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 野球部専用グラウンドが校内にあり、内野の照明もあります。

 照明有り!遅くまで練習出来ちゃいますね。

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[page_break:今年のチームについて]

今年のチームについて

井園将仁主将(県立佐土原高等学校)

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。

「粘り強い」「チャンスに強い」「元気がある」の3つです。

Q. このオフシーズンのチームとしての目標を教えてください。

 下半身を鍛えて、打球を1メートルでも遠くに飛ばすことです。

Q. オフシーズンの名物練習やキツい練習はありますか?

 打球を飛ばすためにロングティー。それと、400メートルインターバル走を20本行います。

Q. 20本は相当キツそうですね…。そういった練習を乗り越えて、春夏はどんな目標を抱いていますか?

 春は最低でもベスト4に入り、招待野球に出場します。そして夏は甲子園に出場して1勝以上をあげます!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 3回戦日南学園との試合で力の差を感じました。一人一人課題が見つかった大会でもありましたね。

Q. 大会を通じて、自分たちの野球の中で『強み』になったことはありますか?

 2回戦延岡商戦、打って勝つことができたので、打撃に自信がつきました。

Q. 大会を終えて『こういうところに磨きをかけていきたい!』と思ったことを教えてください。

 走るところは積極的に走る。守備ではとれるところをしっかりとる。ランナー3塁の場面では最低でも外野フライが打てるように打ち込む。この辺りを磨いていきます。

Q. チームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください。

 チームの背番号1・竹下 迅です。1、2回戦でのピッチングは見事でした。

Q. 続いて、チームの中で春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 まず、塩見 章斗。彼のピッチングに期待しています。中道 陽大はセンターで1番。守備とバッティングに期待です。同じく、金丸 倫はショートの守備と2番バッターとしてバッティングに期待です。津路 昇吾はキャッチャーとして配球、強肩を生かした送球を見せてくれると思います!

Q. さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 すべての技術の向上を目指します!

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[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 引き続き、井園主将にお話を伺います。

竹下 迅選手(県立佐土原高等学校)

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

 やっていて楽しいところです。

Q. 自分が楽しいのが一番ですよね。ではこの冬はどんな風に過ごしていますか?

 強い打球を打つ、遠くに飛ばす、ゴロが多いのでボールを上げられるようにする、ということをテーマに練習しています。

Q. 野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください。

「練習は嘘をつかない」です。

Q. では最後に『自分はここまで成長するぞ!』という熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

 個人としては、4番としてチャンスで必ず打って、公式戦でホームランを打ちます!
また、主将としてチームの心を一つにし、甲子園出場を果たします。そして、必ず勝つ!!

 井園主将、ありがとうございました!

指導者が語る!このチームの強み

國府 正部長に質問!

Q. 今年のチームは、どんなテーマを持って作り上げてきたのでしょうか。

 守備は基本プレー(捕球・送球)とカットプレーにおける連携とカバーリングを大事にしています。打撃はとにかく遠くに飛ばす。初球から打つ。バットを振り抜く。これらを積極性を身に付けてほしいです。
また、生活面では挨拶励行、整理整頓、時間厳守。人として必要なことを教えています。

Q. この冬はどのような所を鍛えていますか?

 冬場は基礎体力の強化として、走り込み、ウエイト、サーキットトレーニングを行っています。それと、打撃力アップのためのロングティーですね。

Q. 最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手達へ一言、お願いします!

 目標(夢)がなければ成長はない。目標があるから頑張れる。目標があるから努力する。
「思い」と「努力」が夏を決める!

 國府先生、アツい言葉をありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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