樟南vs指宿商
樟南、畠中の好投で主導権
樟南は先発の左腕・畠中 優大(3年)の好投で主導権を握った。
畠中は丁寧にボールを散らしながら、右打者のひざ元、左打者の外角低めを決め球にする持ち味の投球が序盤から冴えた。6回まで打者1人も出さず、3人ずつで片づける完全試合ペースの投球だった。7回に先頭打者に初安打を打たれるも、けん制、挟殺プレーで刺し、四球も8回に1個出しただけ。9回二死まで100球を投げて12三振を奪い、二塁を踏ませなかった。
打線は4回、一死満塁から9番・前川 大成(3年)の犠牲フライ、2番・大澤 大樹(3年)のレフト前タイムリーで2点を先取。6回には二死満塁から4番・河野 勝丸(3年)がレフトオーバー二塁打を放って2点を加えた。
指宿商は、同じ左腕のエース濱田 仁(3年)が粘り強く投げて食らいついたが、打線で援護できなかった。
(文=政 純一郎)
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