試合レポート

日南学園vs宮崎工

2016.07.26

覚醒状態の日南学園に敵なし!

↓両チームの戦績↓
【第1シード・日南学園
2回戦:3対0延岡商 
3回戦:13対2都城東
準々決勝:19対2佐土原(5回コールド)

【第5シード・宮崎工
2回戦:5対4(延長10回サヨナラ)
3回戦:3対2都城西(延長13回サヨナラ)
準々決勝:9対2鵬翔[第4シード]

 準々決勝までに、第1シードらしく、投打ともに安定した地力を発揮した日南学園

 リードを許しながらも、意地の粘りで数々のドラマを生んできた第5シード・宮崎工

 決勝進出をかけて、シード校が激突した準決勝第1試合は、またも日南学園の最強打線が火を噴いた!

 2回裏、先頭の4番・益田が左前安打で出塁すると、5番・濵本が右中間へ二塁打を放ち無死二三塁。続く6番・萩原の内野ゴロ間に1点を先制した。

 4回裏、6番・萩原の右中間越え2点適時三塁打、8番・石田の右前適時打、3番・前田の2点適時二塁打!打者一巡の猛攻で一挙5点を追加!

 5回裏、6番・萩原の中前適時打、9番・森山の左前適時打で2点を追加!

 6回裏には、4番・益田の中前適時打で9点目をあげた。

 準々決勝までに422球を投げ込んだ宮崎工のエース・桝田(右オーバースロー)が甲子園出場を目指して、今日も気持ちのこもった投球をみせるも、ここまでの疲れは隠し切れなかった。無情にも、高めに甘く浮いた失投を逃さず弾き返す日南学園打線。2番手としてマウンドにあがった宮崎工・浮田(右サイドスロー)も打ち砕かれた。

   一方、日南学園は、主将でエースの森山が100%のキレ球ではなかったものの、低めを意識して巧みに打ちとる粘投をみせ、5回を2安打無失点。三塁すら踏ませなかった。
6・7回は、2番手としてマウンドにあがった桑原が2安打無失点の力投!
2投手が宮崎工打線を7回封じにきって、決勝進出を果たした。

 日南学園は、昨秋・県優勝で九州大会出場(ベスト4)、今春選抜出場(1回戦:2対3明石商・9回サヨナラで惜敗)、今春・推薦枠で九州大会出場。5月に行われた県招待野球大会では、主力を欠くなか早稲田実業に逆転勝ちをおさめた。例年以上に群を抜いた経験値を誇り、3年連続の第1シードで挑む今大会。3回戦から、完全に覚醒状態となって他を圧倒している。[stadium]サンマリンスタジアム宮崎[/stadium]での最終戦でも、地力を発揮して確実に勝つことができるか?
決勝では、同じく「堅守強攻」スタイルを貫き、猛烈な勢いで頂点を狙う宮崎商を迎え撃つ!

(文=三角 竜之

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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