Column

広島東洋カープ・菊池涼介選手が新世代の筋トレメソッドにチャレンジ!

2017.07.09

 強肩、好守、そして長打も小技もできる幅の広さ。今や日本球界を代表する二塁手として、絶大なる知名度を誇るのが広島東洋カープ・菊池 涼介選手。
 普段は「CARP」のユニフォームに身をまとい、3月のWORLD BASEBALL CLASSIC™(以下・WBC)では侍ジャパンの縦じまに袖を通し、野性味あふれるプレーでファンを魅了している。
 ただ、そんな彼の「野性味」を支えているのは、細部に渡る基本であることは意外にも知られていない。そこで今回は、プロ野球やサッカーをはじめとするあらゆるスポーツのチーム及びパーソナルトレーナーも務める山本 晃永氏と、「筋トレメソッド」をテーマに対談。
 さらに、日本代表を支えるコーチ陣が考案した基礎を押さえた筋トレメソッドである「新世代、筋トレメソッド」の実演を通じ、菊池 涼介選手の本質を探っていく。

「新世代、筋トレメソッド」により明かされた菊池 涼介の「基本重視」

広島東洋カープ・菊池涼介選手が新世代の筋トレメソッドにチャレンジ! | 高校野球ドットコム
トレーニングに取り組む菊池 涼介選手

 「僕らの時代にはこういうトレーニングというものはなかったですね」。菊池 涼介選手が、「新世代、筋トレメソッド」野球編の映像をみながら、そう語る。このトレーニングは、高校生や大学生。さらに一番神経系が発達する「ゴールデンエイジ」と呼ばれる小学校高学年向けにも分かりやすく組み立てられている。打撃で大事な上半身と下半身のパートを分析して、基本運動につなげる10個のメソッドによる基礎筋力トレーニングの映像を事前に見ながら、菊池選手はこうもつぶやいた。

「意外にこのトレーニングはやっていますね。(スイング時に体幹を)意識する時は段差を使ったりもしますし、実際の打席で僕はテイクバックを取りませんが、テイクバックの動きをする時はあります」

 こういった言葉の端々から菊池選手の「基本重視」の姿勢がみえてくる。グラウンドの上では、超人的なプレーで10代プレーヤーたちを魅了する菊池選手であるが、実は何よりもアスリートとしての「基本」を大事にしているのだ。今年の自主トレーニングでも、基礎基本を重視した体幹トレーニングを実施。さらに、「アミノバイタル®」のサポートを受けながら、オフシーズン中も含めて、ボディコンディショニングへのケアも欠かさない。

広島東洋カープ・菊池涼介選手が新世代の筋トレメソッドにチャレンジ! | 高校野球ドットコム

左から菊池 涼介選手、山本 晃永氏

 そんな菊池選手が、今回「新世代、筋トレメソッド」に挑戦するにあたり、菊池選手が考える野球論を教えてくれた。

「僕はタイミングがバッティングにおいては大事だと思っているので、いかにブレないようにまっすぐ立てるかを重視しています」
 そんな菊池選手の言葉を聞き、山本氏は「新世代、筋トレメソッド」の中から、体幹を鍛えるのにオススメな種目を紹介。
 特に「新世代、筋トレメソッド 野球編♯04 軸足を踏み出した足への体重移動」における「ももの内側筋肉の溜め(ため)を作る」基礎筋力トレーニングを実践すると、体幹のぶれが全くなくなったことも実感。その様子は、動画でも如実に分かるはずだ。
 

 すべてのメニューを終えると、「体は正直。本当に、いいトレーニングでした」と感想を述べた菊池選手。トレーニング後には、タンパク質を構成するアミノ酸を「アミノバイタル®」を飲んで身体に補給。今回の山本氏とのトレーニングで、体の基礎を作ることが驚異的なプレーの基盤になることを改めて感じた実演となった。

 菊池選手は最後に球児の皆さんに向けてこうメッセージを送る。

「僕はノックを受ける時は、どのように取れば送球が楽になるかを考えるなど細かいことを考えたり、数を打ったり、数を受けたりする中で合理性を考えてきました。そしてトレーニングは重いものを持ってガンガン筋トレするよりかは、「新世代、筋トレメソッド」のような体幹を鍛えるトレーニングというのが絶対的に必要だと思います」

「僕も菊池 涼介選手のようになりたい!」そう思う球児のみなさんも多いはず。その第一歩はこの「新世代、筋トレメソッド」動画をまずは理解し、正しく実践!そうすれば「野性味」を支える基本は、着実に備わっていくことだろう。

 今回、菊池涼介選手の実践した「新世代、筋トレメソッド」の最新のトレーニングをすべてチェック!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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