試合レポート

鶴丸vs鹿児島玉龍

2017.09.26

2時間38分の打撃戦を制す・鶴丸

鶴丸vs鹿児島玉龍 | 高校野球ドットコム
打撃戦を制した鶴丸ナイン

 鶴丸16、鹿児島玉龍14、計30安打といつ終わるとも知れない乱打戦が2時間38分続いた。

 鹿児島玉龍は2回裏、一死満塁で1番・満薗勝哉(1年)が走者一掃のセンターオーバー三塁打を放って逆転した。

 直後の3回、鶴丸は8番・児玉幸翼(2年)のライト線2点タイムリー二塁打など打者10人、5安打を集中して5点を奪った。4回には4番・中野尚仁(2年)のセンターオーバー二塁打、5番・山野航聖(2年)のライト線二塁打、7番・中村駿介(2年)のレフト前タイムリーで3点を加え、主導権を握ったかに思われた。

 鹿児島玉龍はその裏、9番・東瀬戸優太(1年)のライト前タイムリー、3番・原口淳季(1年)のセンター前タイムリーで2点を返して食らいつく。

 6回に鶴丸が4番・中野のライトスタンドソロで突き放せば、鹿児島玉龍は7回に好調の1番・満薗のライト前タイムリーで2点を返す。

 鶴丸4点差で9回裏を迎え、二死満塁と鹿児島玉龍が最後まで執念を見せたが、7回途中からリリーフした山野がセンターフライに打ち取り、乱打戦に決着をつけた。

 鶴丸森俊輔主将(2年)は「鹿児島玉龍とは8月の普通高校大会で負けていたので借りを返したかった」という。その時も点の取り合いだったのでこういう展開になることは「予想していた」。そんな中で「2回に逆転して、その後あわてずにすぐ取り返せたのが良かった」と勝因を振り返っていた。

(文=政 純一郎

鶴丸vs鹿児島玉龍 | 高校野球ドットコム
注目記事
2017年秋季大会 特設ページ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.07

上田西が0封に抑えられて初戦敗退 23年はオリドラ1を擁して甲子園出場

2024.07.06

23年三重王者・いなべ総合が初戦で敗れる!9回に逆転満塁弾を許す

2024.07.07

滋賀大会では日野がサヨナラ勝ち、伊吹はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.07.06

MAX153キロ、高校通算39本塁打、偏差値70! 東京の超進学校に現れた“規格外の男”森井翔太郎の「気になる進路」

2024.07.06

高校生ドラフト期待度ランキング10位-1位 ドラフト上位有力“超高校級の逸材”の中から1位に輝いたのは…?【2024夏直前版】

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.05

春連覇した加藤学園は悲観達成を狙う! 静岡、日大三島、藤枝明誠、プロ注右腕・小船を擁する知徳らが行く手を阻む!?【2024夏・静岡大会展望】

2024.07.05

大阪大会は京セラドーム大阪で6日に開幕、大阪桐蔭は14日、履正社は14日に初戦【2024夏の甲子園】

2024.07.05

静岡大会ではノーシード勢が初戦、常葉大菊川、聖隷クリストファーが開幕6日に登場【2024夏の甲子園】

2024.07.05

三重大会が6日開幕、昨夏代表のいなべ総合が初日に登場【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!