タンパク質の重要性とは?
前回は「人間のレシピ」について説明をしました。今回は、人間のレシピの中で最も重要なタンパク質の説明をしていきます。人間の体は約60パーセントが水分で出来ています。タンパク質は残りの40パーセントのうち約20パーセントを占めています。その中でもタンパク質は体の各パーツでかなりの割合を占めています。下記の表にもあるように各パーツにおいて重要な役割があることは一目見てわかります。アスリートが積極的にタンパク質を摂取しなければいけないのはこれだけの割合を占めているからです。
では、タンパク質はどのように摂取していけば良いでしょうか?
タンパク質は大きく分けて2つ。動物性と植物性があります。動物性は食品だとお肉、お魚が代表例ですね。植物性だとお豆腐や納豆が代表例になってきます。基本基本的に1日のタンパク質摂取量は、体重1kg×約1グラム〜1.5グラムだと言われていますが、高校野球の運動量からすると約1.8グラムは摂取してほしいですね。
では、動物性、植物性どちらをどのように摂取していけば良いでしょうか?動物性の場合は植物性にはないアミノ酸が含まれていたり、植物性に含まれているアミノ酸でも動物性のほう含有量が多いといったことがあります。植物性たんぱく質は動物性に比べるとアミノ酸の含有量としては少し劣る感じがしますが動物性との違いは脂肪分が少ないことです。これもまたどちらを多く摂るのが良いとは言えず、用途によって変えるのが良いでしょう。
動物性タンパク質ばかり摂っているとアミノ酸を多く取ることはできますが脂肪も必要以上に多くとることになってしまいます。逆に植物性タンパク質ばかり摂っていては、脂肪分を抑えることができますが栄養面でどうしても不足するアミノ酸が出てしまいます。両方のタンパク質をバランスよく摂るのが大切でウェイトトレーニング後に動物性のタンパク質。就寝前に植物性を摂取すると筋肥大や修復効果、疲労回復効果が見込めます。
効率よく手軽にタンパク質を摂取するのなら、プロテインをオススメしています。プロテインは「最も重要なこと」という意味です。タンパク質を食品から量を多く摂取しようと思うと糖分や塩分などを多く摂取してしまいがちです。
プロテインは糖分や塩分などを取り除いた高純度のタンパク質です。筋肉増強剤でもなく、栄養補助食品になります。プロテインに頼り食事をおろそかにするのはよくありませんが食事を大事にしながら体作りのアイテムとして摂取するには必要なアイテムだと思います。
文=久保 翔平 (カラダツクル株式会社代表取締役)