News

ベイスターズ5位指名の櫻井周斗(日大三)が語った決意「背負う者になれ」

2017.10.26

ベイスターズ5位指名の櫻井周斗(日大三)が語った決意「背負う者になれ」 | 高校野球ドットコム
小倉監督と握手する櫻井周斗

ベイスターズ5位指名の櫻井周斗(日大三)が語った決意「背負う者になれ」

 2017年ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから5位指名を受けた日大三櫻井 周斗。ドラフト指名を受け「5位指名を受けてほっとしています。それと同時にベイスターズということでここでやるんだという覚悟もできた状況です」と今の心境を語った。

 投げては最速149キロ、秋季東京都大会決勝では日本ハムファイターズが1位で交渉権を獲得した、早稲田実業清宮 幸太郎から5三振を奪う能力もあり、打っては高校通算31発と野球センスは抜群。

 そんな櫻井だが、悩んだ末に提出したプロ志望届だった。「高校3年生から意識していたプロの世界だったので、今までの苦しい時期、自分がうまくいかない時期などを考えたうえで、指名をいただけたのは周りの協力があってのこと。本当に感謝したいなと思います」とその思いを吐露。小倉監督は最初、大学に行ってからでも遅くないと言っていたが、櫻井のプロ入りへの熱意に説得され、プロで勝負することを決意させた。

 ベイスターズについては「左の有名なピッチャー、実力のある方がたくさんいらっしゃる球団だと思います。左の左腕王国のようなチームになると思うので、その一角に入れるように頑張りたいと思います」と印象を話した櫻井。「ラミレス監督のファンでもあったので、偉大な監督のもとで野球ができて幸せです」。対戦したい選手には、真っ先に昨年日大三から広島東洋カープに指名された坂倉 将吾が頭に浮かんだ。セリーグ同士ということで、この先対戦があるかもしれない。

 名門の日大三でエース、そしてキャプテンとしてチームを引っ張った櫻井。「小倉監督にはよく『背負う者になれ』と言われていました。それにこたえるように3年間頑張ってきたので、その結果がこの指名ということに繋がって、小倉監督には感謝しかないです」とその教えが櫻井にとって大きなものになっていた。

 そして小倉監督はこんな思いを語った。「どこから見られてもかっこいい男で、いつもいてもらいたいなと。それは裏表のない男なんだよということをよくいっていたんですけどね。背負う選手にならなきゃだめだ、チームを背負う男になれと言ったことを、一番感じてくれたということが一番うれしいですね。その思いでプロに行ってもらいたいし、忘れないでやってほしいですね」。

 「両親に感謝の気持ちを伝えたいです。本当に感謝しかないので、親孝行できるようにこれから頑張っていきたい」と話した櫻井。自慢のスライダーを武器に、「左腕王国」の一員として活躍する姿を全国の野球ファンに是非見せてほしい。

【ドラフト2017特設サイトはこちら】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.25

昨夏甲子園16強・北海の卒業生進路紹介!元巨人外野手の息子らが中央大、147キロ右腕は社会人へ

2024.06.25

【南北海道】函館支部では第3シードの函館西と函館大有斗が初戦に挑む【2024夏の甲子園】

2024.06.25

【南北海道】室蘭支部では、第2シード苫小牧工が代表決定戦進出を狙う【2024夏の甲子園】

2024.06.25

【南北海道】小樽支部予選が26日に開幕!8年連続代表校の北照が登場【2024夏の甲子園】

2024.06.25

【滋賀】組み合わせ決まる!近江がいきなり彦根東と対戦<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.21

沖縄大会が22日開幕!八重山商工、宮古、小禄が登場、開幕戦での白星一番乗りは?【2024夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】