佐久長聖vs松本国際
佐久長聖が逆転で松本国際を振り切る
勝ち越し打を放つ堀北(佐久長聖)
東信1位の佐久長聖と中信4位の松本国際は、昨年秋の県大会準々決勝に続いての大会。昨秋は長聖が19-2(5回コールド)で圧勝している。
長聖はエース林 虹太、国際は背番号11だが事実上のエース後藤 晟の両右腕が先発。中軸2人を故障で欠く長聖だが3回、敵失と死球で1死一、二塁とすると2番上田 勇斗が左越えに二塁打を放ち1点を先制。さらに二、三塁から3番齋藤 眞之輔が中前に運び2点を加え、3点を先行した。
国際は、制球がやや不安定の長聖林を攻め5回、2つの内野安打で2死一、二塁とすると8番後藤が左前に運びまず1点。続く6回は2つの四球で1死一、二塁とし4番八剱 裕也が左翼スタンドに3ランを放ち、一気に逆転した。
1点を追うことになった長聖は7回、1死満塁から3番齋藤の犠飛で同点。さらに四球で満塁とし5番堀北のフラフラっと上がった打球は中前に落ち2点を勝ち越し。途中出場の6番上原怜央も安打で続き、この回4点を加え逆転に成功した。長聖は9回、齋藤にこの日5打点目となる2ランが飛び出し、突き放した。長聖は7回から右の小嶋大晟がリリーフし国際の反撃を断ち、9―4で逃げ切った。
国際は昨秋の完敗からの成長を見せたが、攻守で長聖との細かな精度の差が出た。
(文・写真= 小池 剛)