宇和島南vs八幡浜工
宇和島南、初回総攻撃＆完封リレーで5年ぶり夏2勝！
登録メンバー20人中19人が愛媛県立宇和島南中等教育学校初等科出身のチームワークを発揮し、1回戦では弓削商船高専を8対2で下した宇和島南と、同じく1回戦では松山工に5対4で競り勝った八幡浜工による「南予対決」。試合は初回の戦いが勝敗を分けた。
1回表、無死のランナーを併殺で活かせなかった八幡浜工に対し、その裏の宇和島南は八幡浜工左腕・山下 一平（2年・左投左打・170センチ50キロ・八幡浜市立八代中出身）の立ち上がりを突き、まずは無死二・三塁から3番・松近 孝太郎（2年・遊撃手・169センチ66キロ・右投右打）が中前2点適時打。なおも一死二塁から5番・酒井 大輝（3年・173センチ73キロ・右投右打）の左中間適時二塁打で3点目を奪った宇和島南は、その後も6番・7番が適時打を放ち計5点と完全に試合の主導権を奪った。
守っても宇和島南は、先発の藤井 史哉（3年・167センチ60キロ・右投左打）が相手打者にリリースが見えない独特の投げ方からテンポよくコーナーを突いて6回無死まで7安打1死球3奪三振無失点。藤井に熱中症の症状が出たことで急きょマウンドに上がった1年生・井上 颯馬（161センチ51キロ・右投右打）も残る4回を1安打2四死球2奪三振の好リリーフ。終わってみれば6対0。8安打完封リレーで八幡浜工を下した宇和島南が、今治北大三島の待つ3回戦へと駒を進めた。
（レポート＝寺下 友徳）
