武岡龍世(八戸学院光星)必死の大会第1号!工夫を重ねた好守備で初戦突破に貢献!
ホームランを打った武岡龍世(八戸学院光星)
11月9日、明治神宮大会が開幕。第1試合は八戸学院光星が7対3で東邦に勝利。武岡龍世主将が9回表にバックスクリスーンへ大会第1号本塁打を放つなど上々の神宮デビューを飾った。
大会注目の遊撃手の独り舞台だった。第1打席、いきなり左前ヒット。
「アウトコースを逆らわずに逆方向への打撃は自分のバッティングです」と語る武岡。この打撃を見て、東邦は一転して、内角攻め。
内角ストレートに苦しんでいたが、迎えた9回表の第5打席。武岡は「インコースはくるので、狙っていました」
すると、インコースに投じたボールが高めのストレートに入った。
「置きにきたボール。打った瞬間、手応えがありました」
打球はバックスクリーンに消える大会第1号となった。本塁打の瞬間、右腕を突き上げた。武岡にとって、人生初のバックスクリーン弾。これで高校通算14号本塁打となった。大会前に不調に苦しんでいたが、夜中に1時間の素振りを繰り返し、フォーム修正。初戦にしっかりと合わせた。また、守備でも工夫が見られた。この日、試合前から雨が降っていた。ここで武岡は「ボールが濡れているので、握りづらさがありました。そのため今日はワンバウンドスローの方が一塁手は捕りやすいと思ってワンバウンドスローにしました」
遠投110メートル。深い位置からでも強いボールを投げる自信はある。それでも欲を出さずに、確実にアウトにできる方法を選び、無理のない守備でアウトを積み重ねた。
「憧れの坂本勇人さんがプレーする神宮球場でバックスクリーン弾が打ててうれしかったです」と笑顔を見せる。そして武岡自身、楽しみにしている対戦がある。それが次の準々決勝で対戦する香川商のエース・香川 卓摩との対決だ。武岡はヤング徳島ホークス時代、東かがわリトルシニア出身だった香川と練習試合などで対戦していた。武岡は主将で主力打者へ、香川はエースへ成長。11日、神宮の舞台で実現する「四国対決」を制し、2011年以来の優勝を狙う。
■開催期間:2018年11月9日~11月13日(予定)
■試合日程・応援メッセージ
第49回 明治神宮野球大会
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