最速140キロを投げられるキーポイントは「連動性」 藤森 粋七丞(青森山田リトルシニア)
2018年8月に行われた第4回 WBSC U-15 ワールドカップに出場し、4位という成績に終わった侍ジャパンU-15日本代表。だが、中学野球最高峰の選手たちが見せたプレーは、将来を大きく期待させるものであった。
今回はその中で、青森山田リトルシニアの藤森 粋七丞(ふじもり いきなすけ)について迫っていきたい。
藤森は、質の高いストレートを投げ込む本格派だ。最速は140キロだが、球速以上に球のキレがあり、高校生と比較しても見劣りはしない。
U-15代表の正遊撃手を務めた齋藤広空も、藤森のストレートを絶賛する。
「藤森粋七丞(青森山田リトルシニア)は球のキレがすごかったです。打席で見て「うおっ」と思いましたね」と話す。
その投球を可能にしている理由としては、上半身と下半身の連動性があるフォームにある。中学生離れした下半身が安定感を生み、スムーズに投げる事ができている。
世界を経験し、高校野球でも活躍が期待される藤森。次に待っているのは甲子園という大舞台だ。
あわせて読みたい!
◆卓越した守備力でU-15日本代表入り!齋藤広空(京葉ボーイズ)の「守備美学」に迫る!
◆森木大智、笹倉世凪、伊藤樹の中学軟式トップ3は高校でも投手として頂点に立つことができるか?