Column

一関学院(岩手)「シンキングベースボールで全国の舞台を狙う!」

2019.06.14

春夏通じて8回の甲子園出場経験を誇る実力校


一関学院

■陸上に女子バスケットは全国クラス!

 甲子園に春夏合わせて8回の出場経験を持つ一関学院。他の部活動を見ると、陸上競技部は全国駅伝大会に22年連続26回出場の経験を持つ超名門。

 女子バスケットボール部は冬に開催されるウインターカップに4年連続8回の出場経験を持つなど、実力ある部活動が多い。

■充実の練習設備

 学校から7キロ離れた場所に専用グラウンドを持つ。さらに室内練習場が2つ、ダイヤモンドの広さが確保されているサブグラウンドを所有しており、3年生31名、2年生30名、1年生27名の計88名が充実の施設を存分に使って練習をしている。

 新チーム結成時は、「甲子園出場を目指して、バッティングのチームを作る」ことをテーマに掲げてスタート。選抜甲子園出場のかかる昨秋の県大会では、3回戦で同大会の準優勝校・花巻東と打ち合いの末、6対10で敗戦した。

■選抜出場校に善戦

 春、そして夏に向けてオフシーズンは、野球のプレーに繋がるようなトレーニングを中心に取り組んだ。その成果が春の県大会で形になった。

 春季県大会の準々決勝で盛岡大附と対戦。選抜出場校でもある盛岡大附相手に、善戦。結果は1対2で敗れたが、強打の盛岡大附と延長戦にもつれ込んだ。「ピッチャーが良く抑えたが、打線で援護できなかった」と振り返る。

 春ベスト8として夏は注目校の1つとなるが、ここまでチームを牽引したのは優れた配球でピッチャーを引っ張る村井陽太。そしてクリーンナップとして打線の中核を担う、八幡健太遠藤大地早坂一希。さらに、2年生ながら勝負強いバッティングを見せる佐藤颯弥の5人だ。

■目指すは甲子園ベスト8!

 チームは現在、甲子園ベスト8に目標を上方修正し、打撃の向上と隙を作らないことをテーマに練習。学校からグラウンドまで走って帰る名物の「帰りラン」など、自分たちで考えて野球をしながら夏に備える。

 この夏は、チーム一番の頑張り屋でバッティングが持ち味の佐々木颯汰や、佐藤颯弥近江博人らの活躍に期待がかかる。

 悔いの残らない夏、最高の夏にするために、一関学院は大会で勝つ手段を考え、練習している。

[page_break:考えてできる野球こそ一関学院野球!]

考えてできる野球こそ一関学院野球!

 ここからは一関学院大橋蓮太朗副主将と2年生の佐藤颯弥選手に話を伺いました!

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

大橋:打撃と隙ができてしまうところです。
佐藤:バッティングが夏までの課題です!

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

大橋:野球以外も含めて、監督に指導されたことです。
佐藤:去年の1年生大会が思い出です!

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!

大橋:チームの先頭に立って常に引っ張ってきたところと、自分で考えて野球のプレーができるところです!
佐藤:自分の守備を見てください!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

大橋:真面目で楽しく野球ができるところ。そして、型にはまった野球ではなくそれぞれが考えて野球をすることができるところです。
佐藤:明るいところと、自分たちで考えて野球をすることができることです!

Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!

大橋:後悔することなく、家族や友人、指導者の方々などに応援してくれているすべての人に恩返しするとともに最高の夏にしたいです!
佐藤:一球一球大切にして、一戦必勝で頑張ります!

 大橋副主将、佐藤選手ありがとうございました!

最後まで粘り強く、感謝の気持ちを持って戦おう!

  ここからは一関学院の髙橋滋部長に話を伺いました!

Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか

 新チームスタートは掃除・後片付け・挨拶等、私生活の見直しから始め、人間性を磨くことを第一と考え取り組んできました。そして夏に向けて、投手を中心に接戦を勝ち抜く守備力を強みに、最後まで粘り強く諦めない気持ちを育ててきました。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします

 3年生を中心に真面目に一生懸命努力してきた部員たち。今まで支えてくれた方々に感謝の気持ちを忘れず、悔いのない野球をしてください。

 髙橋部長、そして一関学院高校の皆さんありがとうございました!

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今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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