大田泰示、清宮幸太郎は決勝で涙、有原航平は春夏連続甲子園 日ハム主力選手の高校最後の夏を振り返る
早稲田実業時代の清宮幸太郎選手（北海道日本ハムファイターズ）
北海道日本ハムファイターズ主力選手の高校最後の夏は？【ヒーローの高校最後の夏】
8月17日時点でBクラスに沈んでいるが、まだまだCS出場圏内の北海道日本ハムファイターズ。キャリアハイを更新しそうな大田泰示、2年目ながら4番に座る清宮幸太郎、最多勝争いを繰り広げる有原航平らの、高校最後の夏を振り返りたい。
【3名の高校最後の夏の戦績】
▼大田泰示（東海大相模・2008年）
北神奈川大会（※記念大会）
2回戦 19対0 新栄
3回戦 6対1 大和南
4回戦 6対3 瀬谷
準々決勝 11対2 日大
準決勝 16対0 綾瀬
決勝 6対9 慶應義塾
▼清宮幸太郎（早稲田実業・2017年）
西東京大会
3回戦 9対2 南平
4回戦 14対0 芦花
5回戦 5対0 法政大高
準々決勝 5対1 日本学園
準決勝 4対1 八王子
決勝 2対6 東海大菅生
▼有原航平（広島広陵・2010年）
広島大会
2回戦 8対1 広島市工
3回戦 9対0 三次青陵
4回戦 8対0 盈進
準々決勝 12対5 崇徳
準決勝 6対4 広島観音
決勝 2対0 如水館
選手権
2回戦 0対1 聖光学院
春の県大会を制し、世代屈指のスラッガーとして注目を浴びていた大田。4番・遊撃で臨んだ3年夏は、大会記録となる5本塁打を放つなど、前評判通りの打棒を見せたが、決勝戦で慶應義塾に敗れ、涙を飲んだ。
春の選抜に出場し、春季都大会も制して優勝候補として高校最後の夏に臨んだ清宮。入学前から常に注目を浴び続けていた清宮は、3試合連続を含む4本塁打を放ち、順調に勝ち進む。しかし、決勝で東海大菅生に敗れ、最後の夏は甲子園の土を踏むことはできなかった。
春の選抜ベスト4、夏は全国制覇が期待された有原。広島大会を順調に勝ち上がると、決勝戦では如水館を完封し、春夏連続出場を決めた。甲子園では初戦の2回戦で聖光学院と対戦。1学年下の歳内宏明（阪神タイガース）と1点を争う投げ合いの末に敗れ、全国制覇はならなかった。
文・林龍也
【応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会
関連記事はこちらから
◆「芯に当たればオーバーフェンスできる自信はある」大田泰示（読売ジャイアンツ）
◆「冬で夏の結果が決まる。大田泰示から高校球児に伝えたいこと」大田泰示（読売ジャイアンツ）
◆清宮幸太郎（早稲田実業）が打ち明けたプロ志望のきっかけ、未来像、理想の野球選手像
◆「スケールの大きい『実直・真面目』な姿に自然と期待が膨らんでいく」有原 航平（広陵ー北海道日本ハムファイターズ）
