箱根V戦士だけじゃない!野球部にもいた東海大のスピード自慢・串畑勇誠
東海大の串畑勇誠
「東海大」「スピード」
ここ数年、このキーワードで話題になるトピックといえば、今年1月の箱根駅伝で初優勝を果たした東海大学の陸上長距離のランナーたちだが、硬式野球部にも「スピード」を持ち味とする選手が頭角を現した。
広島・広島広陵高校出身の串畑勇誠(3年)だ。
11月16日に行われた明治神宮大会1回戦の東北福祉大戦、串畑は1点リードの5回にセンター前へタイムリーヒットを放って出塁すると、そこから畳みかけるように二盗、三盗と立て続けに盗塁を敢行し、さらに三盗の際にキャッチャーからの送球が逸れると一気にホームまで生還。貴重な追加点を挙げて勝利に貢献した。
試合後、串畑は連続で試みた盗塁は自らの判断であったことを明かし、走力においても自信を持っていることを口にした。
「行けたら行けのサインでした。足には自信があるので、そこは負けたくないなと思っています。(ミスに付け込みホームまで生還した)あれが自分にとって最高の形です」
センス抜群の遊撃手として、広島広陵時代から走攻守で活躍を見せていた串畑。その身体能力の高さに東海大野球部前監督であった横井人輝氏も惚れ込み、卒業後は東海大学へ進学。大学に入学してからは現在の安藤強監督の下、持ち前の俊足をさらに磨いてきた。
「次の試合も今日のように、走って繋いでチームに貢献したいと思います。
今の4年生には可愛がってもらっていますし、絶対まだ終わらせたくないので強い気持ちでやっていきたいと思います 」
18日には準決勝進出を懸けて中央大と対戦するが、ここでも自慢の快足を活かしてチームを勝利に導く構えを見せる。頭角を現した「縦縞のスピードスター」に注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)