バレンティンはホークスで存在感見せるか。最近10年間のホークスの外国人野手の活躍は?
ソフトバンクへの移籍が決まったバレンティン
12月16日、福岡ソフトバンクホークスは、ヤクルトスワローズの保留者名簿を外れていたウラディミール・バレンティンと来季の契約に合意したと発表し、年俸5億円の2年契約、背番号は「4」であることも同時に発表された。
バレンティンは2011年にソフトバンクホークスに入団すると、2013年にプロ野球記録となるシーズン60本塁打を達成し、在籍9年間でシーズン30本塁打以上を8度も記録してきた。
来季からは外国人枠から外れて日本人扱いになため、ヤクルトは残留交渉を続けてきたが、保留者名簿の提出期限までに合意に至らず名簿から外れていた。
最近10年間では、ソフトバンクホークスは34名の外国人選手を獲得した実績があり、そのうち野手は12名になる。今回はその12名の野手を振り返っていき、近年の外国人選手の状況をみていきたい。
クリス・アギーラ 2009年(在籍1年)
ホセ・オーティズ 2009~2011年(在籍3年)
ロベルト・ペタジーニ 2010年(在籍1年)
李机浩 2010年(在籍1年)
アレックス・カブレラ 2011~2012年(在籍2年)
ブランドン・アレン 2012年(在籍1年)
ウィリー・モー・ペーニャ 2012~2013年(在籍2年)
ブライアン・ラヘア 2013年(在籍1年)
李大浩 2014~2015年(在籍2年)
バーバロ・カニザレス 2014~2016年(在籍3年)
アルフレド・デスパイネ 2017~現在
ジュリスベル・グラシアル 2018~現在
過去の外国人選手を見ていくと、過去10年間で最も活躍しているのは現在在籍しているデスパイネでは無いだろうか。デスパイネは在籍3年間で382試合に出場して打率.253、100本塁打、265打点を記録しており、安定して成績を残している。
また同じく現在在籍しているグラシアルも、2018年のシーズン途中から加入して157試合に出場。打率.310、37本塁打、98打点を記録しており、非常に優良な助っ人と呼べる存在だ。
そして2013年オフに、オリックスから移籍した李大浩の存在感も際立つ。在籍2年間で285試合に出場して、打率.291、50本塁打、166打点を記録。巨大戦力の中心を担う存在であった。
現在のホークスには、前出のデスパイネとグラシアルがいるが、その中でバレンティンが一体どんな打撃をみせるのか。2020年シーズンの、ホークスの注目ポイントとなりそうだ。
(記事=栗崎 祐太朗)
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