News

元プロ監督・佐々木誠氏率いる鹿児島城西、初の甲子園へ! 「チーム一丸、全国制覇目指す」

2020.01.24

元プロ監督・佐々木誠氏率いる鹿児島城西、初の甲子園へ! 「チーム一丸、全国制覇目指す」 | 高校野球ドットコム
歓喜の鹿児島城西ナイン

 第92回選抜高校野球大会(センバツ)の選考委員会が1月24日、大阪市内であり、出場32校の顔ぶれが決まった。鹿児島からは鹿児島城西が創部以来春夏通じて初となる甲子園出場を勝ち取った。鹿児島からのセンバツ出場は16年の鹿児島実以来4年ぶり。

 鹿児島城西は昨秋の県大会準優勝で九州大会に出場。佐賀学園城北(熊本)にコールド勝ちし、4強入りした。野球部は1954年の創部。近年はシード校入りして優勝候補の一角に挙げられるも、あと一歩で涙をのみ続けた。18年1月から元プロ野球選手の佐々木誠監督が就任して2年、創部以来の悲願が叶った。

 ナインは日置市伊集院町のグラウンドで練習をしながら「吉報」を待った。秋武達朗校長からセンバツ出場の報告が入ると、1、2年生部員42人全員で帽子を飛ばして歓喜。佐々木監督は胴上げされて宙を舞い「甲子園から招かれた。ありがとう。鹿城西旋風を巻き起こし、一戦一戦成長する姿を楽しみにしている」と選手に感謝を述べた。古市龍輝主将(2年)は「目標は日本一。チーム一丸となって、僕たちが目指す相手を圧倒する野球を甲子園でやる」と決意を述べた。

 野球部へのサプライズもあり、3年生マネジャーの飛松姫世さんは「96」の背番号を刺しゅうした熊のぬいぐるみをプレゼント。苦労することの大切さを身に染みている佐々木監督が一番大切にしている番号だという。野球部OBのケーキ職人・神野真一さんからは祝いのケーキが贈られた。

 組み合わせ抽選会は3月13日にあり、大会は19日から阪神甲子園球場である。佐々木監督は「初出場で緊張すると思うが、緊張するのももったいない。特別な準備はないので、普段通りの野球をやって楽しんで欲しい」と選手に期待していた。

(取材=政 純一郎

関連記事
◆特設サイトはこちら⇒選抜2020特設サイト
◆選抜に出場する32校をチェックする⇒明石商や花咲徳栄などが選出!
「野球を好きで終わらせたい」佐々木誠監督と鹿児島城西の挑戦

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.27

慶應ボーイの学生監督が率いる慶應志木 来る夏は「現役の時よりも緊張するかもしれません」

2024.06.26

【南北海道】函館支部では函館大有斗が9回サヨナラ、函館大谷はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.06.26

【南北海道】室蘭支部では、第3シードの苫小牧東と鵡川が初戦に挑む【2024夏の甲子園】

2024.06.26

低反発バットなど関係ない!“飛距離モンスター”マーティン・キャメロン(東海大札幌) に大爆発の予感!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!