2014年の甲子園優勝メンバー・正随 優弥(広島東洋)。大阪桐蔭出身の選手とともに飛躍の1年にしたい
正随 優弥選手
2014年の甲子園優勝を果たした大阪桐蔭。2013年秋、履正社に1対13とコールド負けを喫し、そこから立ち上がったチームだった。このチームからプロ入りした選手が多い。
・香月一也(千葉ロッテ)
・青柳昂樹(元横浜DeNA)
・福田光輝(千葉ロッテ)
・正随優弥(広島)
だ。その中でも一軍未出場に終わった正随は一軍での活躍に燃えている。大阪桐蔭卒業後は亜細亜大に進み、リーグ通算7本塁打を放った長打力を武器に広島東洋から6位指名を受けたが、2019年シーズンはプロの壁に苦しんだ。
このオフは中学のシニア(広島鯉城シニア)、大阪桐蔭の先輩だった中田翔(北海道日本ハム)と一緒にトレーニングを行い、体づくりを行った。
そして2月5日の実戦形式の練習では本塁打を放った。
「打った球は真っすぐでした。まだ3打席しか立っていないので、わからないこともありますので何とも言えないですが、結果が出たのは良かったと思います」
課題に挙げたのはボールの見極めだ。特に狙い球ではなくても、甘い球を逃さず打てる能力を求めている。
「振っていける部分とそうでないの差が激しい。思っていないボールでも振っていけるように目標にして打席に入っています。球種もコースも両方ですが、待っていないボールでも打てるようにして結果がついてくればと考えています」
その確率を高めるためには配球の読み方は先輩から学んでいる最中だ。
「技術はもちろんですが、配球とかも違う目線から聞いています。今までは技術ばかりでしたので、配球とか何を考えているんだろうと、いろいろ話を聞いてみたいと思います」
この1年は、ほかの大阪桐蔭の優勝メンバーとともに飛躍の1年にしたい。
<社会人野球で続ける主な優勝メンバー>
田中誠也(大阪ガス)
中村誠(日本製鉄かずさマジック)
福島 孝輔(Honda鈴鹿)
横井 佑弥(JFE東日本)
峯本 匠(JFE東日本)
(記事=編集部)